OTA測定という言葉が目につきました。
これは、移動通信関連の国際標準化団体が定めた、携帯電話やスマートフォンの無線性能の測定方法です。
パソコンの天敵のようなものたちの性能測定ですから、技術的な内容にはあまり興味はありませんが、OTAとは、という正面入り口から入ってみました。
すると、何のことはない、OTAは、Over The Air「無線通信を経由して」ということらしいのです。
いつでしたか、あるグループのパソコン勉強会で、Office に挿入する画像群がパッと現れたとき、「あれ、これどこに入ってるの」と質問が出て、「空から飛んでくるの」と答えたら、天井を向いて首をぐるぐる回している人がいました。
こういうのこそOTAではないかとも思うのですが、ちょっと違うでしょうか。
OTA測定には、電波暗室を使う方法と、反響箱を使う方法があるそうですが、どちらも密閉空間に閉じ込めた状態で行われます。
電波暗室の場合は中に設けたアンテナから、反響箱の場合は箱自体と中の反射板から、電波を測定対象に受けさせるというのですが、そうなると、外に飛びまわっている電波は、壁で遮断されてしまっているので、Over The Air という感じではなくなる気がするのですが、どうなのでしょうか。