「低級言語」という、差別丸出しのような奇妙な名前があります。
新語ではないのですが、目に触れたのは初めてです。
低級言語を労わる会というのもあるので、この名前をあまり悪くは言えません。
低級言語とは、プログラミング言語のうち機械語、または機械語に近い言語の総称です。
これには「低水準言語」という別名がありますが、そのほうが、まだ多少柔らかみがありそうです。
機械にわからせるためには、機械でもわかる、機械だけがわかる言語にしなければなりません。
それぞれの地方、それぞれの分野の人だけがわかる言語を、同じ部類と見てしまうと、方言や専門用語は、低級言語に属すことになり、これはおだやかではありません。