デスクトップアプリケーションの対語は、Webアプリケーションです。
そうではなく、Webアプリケーションが普通になって、もう古くなってきたデスクトップアプリケーションのほうが、対語といっても、一段下がったものになっているかもしれません。
古いOSを、ネットにつながない作業専用にというのは、さも名案のように思いますが、そんな使い分けが実際に役立つかどうか、よくわかりません。
玉網を持たずに大型の魚を釣ろうとしてもむりでしょう。
デスクトップアプリという、アプリケーションソフトの分類名が使われています。
デスクトップは、文机の面にたとえた、おなじみの画面です。
「で」の音が、泥酔、でたらめ、出がらし、出来合い、できそこないに、木偶の坊と、あまりよくない言葉のかしらになっているので、ちょっとしゃれた発音にしようと思ってか、de のエをイに近づけた呼び方をときどき耳にします。
もちろんHDやCD,DVDなどトップという部分をもたないディスク類とは無関係です。
デスクトップアプリとは、個々のパソコンにインストールして使える、ふつうのアプリケーションソフトです。
わざわざ冠にデスクトップをつけて呼んでいるのは、インストールせずに使うアプリケーションが幅を利かせてきて、ここは居場所をはっきりさせておかなければということなのでしょう。
フラットデザインの対語に、もう一つスキュアモーフィックデザイン(skeuomorphic desigen)という舌を噛みそうな名前のものがあります。
これは、ギリシャ語の skeuos + morphe^ の合成語のようです。
Google の翻訳から探り出すと、英語では utensil + form で用具の形に結びつきそうです。
このデザイン様式は、身近な馴染みのものがそこにあるように見せることで、パッと見つけられるわかりやすいデザインであるという見方と、他の物質に似せるように工夫されたデザインや装飾という見方がありそうです。
感覚的なものを、これこれこうであると言葉で説明しても、本当にわかったことにはなりませんから、まあだいたいこんな感じのものとしておけばよいと思っています。
百聞は一見にしかずと言われて、それではと実例を二つ並べてみましたが、軍配は上げにくいでしょう
これは新語ではありませんが、「岩戸あつしの 今さら聞けない I T用語」というサイトに、I Tの説明図が載っていましたのでご紹介します。
範囲がきわめて広範な I Tという言葉も、フォルダー作りのように分類しながらつなげていくと、全体の構成がわかりやすくなるようです。
10月3日に「音声ピッキング」のことを書いたとき、指令を聞かせてピッカーさんを走りまわらせるより、こういう作業はロボットのほうがよさそうと思っていましたが、それがもうできていました。
Nド-ムのそばにあるM菱N製作所でピッキングロボットを作っているのを、朝ラジで知りました。
人間の腕のように動くアームロボットで、速く正確に動きます。
ロボットは、視覚、触覚をもっていて、人でしかできなかったこともさせるようになっています。
キーを打つのもロボットに、それはつまらない考えです。
そうなれば、回りくどいキーはもう要りません。
キーは人間が使う、あるいは人間を使うように作られたものですから。
Microsoft Edge が、「より快適な Web エクスペリエンスを実現するために」開発されたブラウザと昨日書きましたが、
エクスペリエンスとはどういうことなのでしょう。
こんな説明があります。
エクスペリエンスとは、「これまでになかった体験」、「これまで妥協してきたものを打ち破るもの」だそうです。
Web の閲覧に、どんなことを望んでいるか、気に入らないけれど我慢して使っているのはどういうことか、それがたくさんある人はよく使っている人、何もない人は使いかたの少ない人かもしれません。
Web でときどきセキュリティ問題などで脅しをかけられることがあります。
セキュリティレベルを下げなければ、普通の状態では見られないわけでもないのに、下げることを許可するかどうかなどと見る人を迷わせます。
そういうのは、あたまにエクスがついても、あまり上等でない部類に籍を置いているのかもしれません。
エッジと聞くとギリギリ端っこを連想しますが、その名前のついたブラウザが Microsoft Edge です。
Microsoft Edge は、「より快適な Web エクスペリエンスを実現するために開発された、まったく新しいブラウザ」であるとされています。
このブラウザ名は、さまざまなモノとモノの垣根を越えるところからつけられたとも言われています。
Chrome や Firefox の拡張機能をそっくりそのまま奪い取る驚愕の仕様という評を見ると、エッジとは、そこに立ち止まって怖い思いをするところではなく、乗り越えていく気概を表しているように感じます。
Windows 10 に乗り換えた人が増え Windows 8 の話題はもう古くなりましたが、あのタイル画面の魅力を何とか保たせようと思ってか、マウスポインターをタイル画面の右端に持っていくとフイッと現れる真っ黒なバーに「チャームバー」という名前がつけられています。
このバーは、ボタンをクリックすれば表示されるのではなく、ポインターを寄せていくと出てきます。
見えないうちは見つからないという変な仕掛けがチャームなのでしょうか。
応答に手ごたえが欲しいかたは、キー操作でもできます。
[Windowsロゴ]キー +[C]
「低級言語」という、差別丸出しのような奇妙な名前があります。
新語ではないのですが、目に触れたのは初めてです。
低級言語を労わる会というのもあるので、この名前をあまり悪くは言えません。
低級言語とは、プログラミング言語のうち機械語、または機械語に近い言語の総称です。
これには「低水準言語」という別名がありますが、そのほうが、まだ多少柔らかみがありそうです。
機械にわからせるためには、機械でもわかる、機械だけがわかる言語にしなければなりません。
それぞれの地方、それぞれの分野の人だけがわかる言語を、同じ部類と見てしまうと、方言や専門用語は、低級言語に属すことになり、これはおだやかではありません。
「音声ピッキング」というシステムがあります。
鍵を使わず錠を開ける半犯罪手口もピッキングと呼ばれます。
扉の前で呪文を唱えると錠がはずれて戸が開くように、口で勝負なのかと思ったらそうではなく、耳で仕事をするのでした。
物流センターや倉庫で、注文された品物、品数を取り揃えて通い箱に詰め合せるピッキング作業の指示に、音声システムを使う手法でした。
紙の伝票を見ながら動き回るより、レシーバーで聞きながらのほうが早くて正確だというのです。
作業者の能力差を平準化できるとされていますが、何のことはない、息抜きの間を与えずに走りまわらせるということなのでしょう。
目は疲れませんが、頭は疲れそうです。