猪突猛進・島岡御大( その６)

怪物・江川と明治の決戦に沸く神宮球場。

内外野を埋め尽くした法政と明治の大応援団は、五万五千人と発表されました。

この写真の右翼ポール際で、実は私も観戦していました。

猪突猛進・島岡御大( その５)

シュアな打撃で、江川からも快打を連発した豊田選手(日大三)

見事に首位打者を獲得し、江川キラーと呼ばれました。

猪突猛進・島岡御大( その４)

高橋(静岡商業)と鹿取(高知商業)の両投手。

法政の強力打線に対する全力投球に、私たち早大生も喝采を送りました。

猪突猛進・島岡御大( その３)

島岡御大『火の玉野球』の核弾頭・安岡選手(高知商業)

怪物・江川の投じる内角の豪速球にぐっと踏み込んで、文字通り肉弾戦を挑みました。

猪突猛進・島岡御大( その２)

mytochigiotokoさん、早稲田スポーツファンさん、
島岡さんに関するコメントをありがとうございます。

島岡さんは、愉快なエピソードが尽きない方でしたね。

しかし、旺盛な闘志をチーム全体に漲らせて、火の玉野球で強敵に挑むという島岡さんの姿勢が、多くの学生野球ファンを魅了したという点を、私はまず最初に強調したいと思います。

そして大学選手権や神宮大会のトーナメント戦での強さも特筆もの。

添付した写真から伝わってくる島岡さんの圧倒的な存在感！

『球児の本懐、打倒江川にあり』との檄文を背にして島岡さんがベンチから睨みを効かせているのですから、明治の選手たちに気合いが入らないはずがありません。

少し時代は遡りますが、星野仙一さんの話によれば、夏は朝の四時半、冬でも五時半には練習開始(起床時刻ではありません！！)
。
そして、その時刻になる前から、合宿の玄関前に島岡さんが仁王立ちして、選手たちが出てくるのを待ち構えているという凄まじさ。

今の時代にはマッチしないやり方かも知れませんが、1980年代あたりまで六大学野球が熱い対抗戦であり続けた、その最大の功労者が島岡さんであったと私は思います。


なお、このトピックに添付した写真は、全て週刊ベースボール増刊号からお借りしました