外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

最後の秋に輝け 四年生! ( その13)

2008-08-28 21:19:32 | 大学野球
最後の秋に臨む四年生への応援メッセージ。

最終回は、野球の申し子・上本主将に声援を送ります。

彼に初めて会ったのは、四年前の6月頃だったと思います。
ブレザー姿の小柄な高校生が、応武さんに連れられて、夕方の東伏見に現れました。
前年、巨人に入団した西村投手の制服姿を憶えていたので、『たしか広陵だ。ということは、あれが噂の上本選手だな』と判りました。

その年の8月、高校生練習会に参加した上本くんのプレーを見て、私はびっくりしました。
大学生の現役部員の中に混じって内野ノックを受けていたのですが、飛び抜けて高校生の上本くんが大学生よりも上手いのです。

『○○県ナンバーワン打者』『ドラフト候補』等々と騒がれて東伏見に登場しても、大学生の中に入ってノックを受けたり、打撃練習をすると、『あれっ?あんなものかなあ』という選手が殆んどなのです。

ところが、上本くんだけは違いました。別格でした。

練習会の内野グラウンドは普段以上に荒れていて、イレギュラーバウンドが頻発します。
激しくイレギュラーする球を冷静に目で追って、平然と捕球する彼のプレーををみて、『こんな高校生がいるんだなあ』と、私はびっくりしました。

木製バットでの打撃練習も、当たり前のような顔をして、きっちり芯で捉えて打っていました。

新年早々に全体練習に合流した時の少しの間、スイッチヒッターに挑戦していたこともありましたが、今となっては懐かしい思い出です。


上本くんが、六大学の歴史に残る名選手であることは間違いありません。
あとは、名主将としての早稲田の歴史に名前を刻むこと。
そのためには来たる秋季リーグで優勝するしかありません。


頼むよ、上本くん。
私たちを優勝パレードに連れていってください。
Comments (5)
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