外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ニューヨーク滞在4 日目(その2)

2008-08-14 12:36:52 | 音楽
夜はJazz Spot「ジャズ・スタンダード」に行きました。
The Jazz Standard.
116 East 27 Street
between Park & Lexington Avs

このお店に来たのは二回目です。

演奏はRon Miles - trumpet,
Bill Frisell - electric and acoustic guitar,
Reginald Veal - bass,
Matt Wilson - drums
というカルテット。

ロン・マイルスは、CDを何枚か発表している実力派のトランペッターで、今夜はフリューゲル・ホーンを主に吹いていました。

ジャズ・バンドを、リーダーの生きざまの観点から勝手に分類してみますと、
天才型
プロフェッショナル型
学究型
聴衆重視型
伊達男型
独善型
サラリーマン型
殺那的快楽追求型
達観型
等々

今夜のバンドは、絵に描いたような学究型で、ニューヨークならでは。
ニューオリンズやウエストコーストにはいないタイプです。

真面目に技術と楽理を研究しているのが良く分かる、緊張感のある上質な演奏を楽しませてくれました。

学生時代の私は、このタイプのジャズを至上のものと考えていました。
でも、歳を重ねてくると、聴衆重視型が心地よくなってきましたね。

変拍子を織り込んだりするジャズは、演奏する立場だと楽しいのですが、今の私には愛聴盤となりません。
なお、天才型は、学究型と聴衆重視型を意図せずに両立させているタイプ、
プロフェッショナル型は意図して両立させているタイプです。

ちなみに昨夜のバードランドのフルバンドは、プロフェッショナル型でした。
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ニューヨーク滞在4 日目(その1)

2008-08-14 12:36:04 | 音楽
ニューヨーク滞在も四日目となりました。

今日は、まずブロードウェイ・ミュージカル「コーラス・ライン」の午後2時からの公演を鑑賞しました。

コーラスラインは、ブロードウェイの厳しいオーディションに挑むダンサーたちの姿を描いた傑作ミュージカル。1980年代にマイケル・ダグラス主演で映画化もされています。

私は新宿の映画館で見て感動。
VHSビデオが発売されるや早速購入し、その後DVDを買い直したというお気に入り作品。

私が、過去にニューヨークに行った時に、残念ながらコーラスラインは公演されていませんでした。
日本でも劇団四季がコーラスラインを公演しているのですが、「いつか本場で本物を見るぞ」と心に決めて、ずっと我慢の日々。(劇団四季さん、ごめんなさい)

それが、やっと実現しました。
2006年から始まった再公演も8月17日で終了ということですから、滑り込みセーフ。
我慢してきた甲斐がありました。


結論からいうと、やはり映画とミュージカルは別の世界でした。

例えば、出身地や人種の異なる登場人物たちが自己紹介する場面で、場内は大ウケ。
恐らく、お国訛りや気風を上手く表現しているのだと思いますが、私の知識や語学力では、セリフの意味は聞き取れても、何故おかしいのかは理解できず。
(T_T)
DVDを見ていた時に、こんなにウケる場面だとは、考えもしませんでした。

また、エンディングでは、金色の衣裳で登場するダンサー一人一人に対して、場内から惜しみない拍手と大歓声が沸き上がり、感動で涙を流したり、『素晴らしいステージだった』と抱き合う観衆があちらこちらに。
かくいう私も、振付けのあまりの素晴らしさとダンサーたちの輝く笑顔に、胸が一杯になってしまいました。

本場のプロは違います。

写真は、公演されているSchoenfeld Theatre.
43rd street West
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