外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

シリア情勢に想う

2013-09-01 20:07:42 | 社会全般

アメリカのオバマ大統領が、シリアへの武力行使を決断したと報じられています。

議会の承認はこれからですが、遠からずシリア国内で米軍の砲弾が炸裂することになってしまうのでしょう。

もっとも、シリアの市街地は、すでに破壊し尽くされている地区もあります。
下記の映像をみると言葉が出ません。

シリア市街地の映像

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かつての戦争は、国家と国家との総力戦。
宣戦布告で始まり、降伏で終結する、分かりやすい構図でした。

市場最大の作戦

その構図がベトナム戦争あたりから大きく変貌しました。

アフガニスタン、イラクに至っては、一般市民の中に潜む見えない敵を相手にした、泥沼の神経戦という様相を呈しています。
報道を注視していても、戦争の始まりと終わりがハッキリとしませんし、これが戦争と言えるのかどうかも私には定かでありません。

ハート・ロッカー

シリアへの武力行使が米国の国益にかなうものだとオバマ大統領は発言しています。
「アメリカの国益とは何なのか
オフ会の盟友 hchs21さんに紹介していたいたサイトをみると、シリアの複雑な状況を垣間見ることができます。
シリア「内戦」の見取図


風雲急を告げるシリア情勢の中で、アメリカの同盟国である日本の立ち位置はどうなるのでしょうか。

ブレーンの意見に大きく依存して、自らの見識と判断力に一抹の不安を感じさせる安倍総理。
オバマ政権から信頼を得る前に、別の言い方をすれば、安倍さんの対アジア外交に対する不信感を抱かれた状態で、この難しい局面を迎えてしまいました。


この局面を「耳学問」手法だけで切り抜けていけるのか。
原発、消費税と合わせて、安倍さんの政権担当能力が国内外から問われる、正念場の秋です。

Comment (1)
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