外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

青木宣親選手が異次元の世界に

2016-01-06 08:18:29 | 都立青山高校
メジャーリーグのビデオの中で、2015年に最も注目された映像の一つに、青木宣親選手が登場しています。
Remember the best of 2015 with MLB.com's 15 most-watched highlights | MLB.com

牽制球で逆を突かれ誰もがアウトと思う状況で、青木選手がアクロバティックな帰塁でセーフになった場面。
素早い身のこなしが、アニメの主人公を思わせるほど。
マトリックスのような異次元の世界だとコメントされています。


2016年はシアトルに舞台を移す青木くん。
今年も活躍して、ファンに注目される存在であって欲しいですね。

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2016年、日本では18歳選挙権が導入されます。
18歳選挙権Q&A…有権者240万人増 : 中高生新聞 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

18歳選挙権について、「該当する若者たちが政治に関心が薄い」「判断能力が未熟」という声が メディアで たびたび報道されました。

しかし、18歳といえば高等学校を卒業する年齢。
高校教育を終えても若者たちに社会に参画しようとする意識が薄いのだとすれば、その教育の内容が片手落ちなのだと考えるべきでしょう。

高校教育の歴史を振り返ると、学生運動の盛り上がった1960年代が大きな分岐点となっています。
いわゆる60年安保と全共闘という2つの大波が高校にも打ち寄せたことを受けて、文部省は高校生の政治活動を禁止することを決定し、その統制が今日まで続いてきました。

写真は、全共闘によるバリケード封鎖が機動隊により封鎖解除された直後の都立青山高校の校舎屋上と正門前の騒然とした様子。
1969年(昭和44年)のことです。


いってみれば、当時の混乱を収拾するために、高校生を社会の動静から隔離してしまおうとする施策がとられ、それが半世紀にわたって続けられてきたわけです。
その結果、高校生にとどまらず、20歳を過ぎても政治に無関心という若者が激増してしまいました。
現代の若者が政治的に未熟に見えるのは、長年の教育の当然の帰結だとも言えます。

このたび18歳選挙権の導入が決まり、さすがの文科省も これではいけないと判断し、ようやく動きました。
高校生の政治活動、一部容認 18歳選挙権受けて通知46年ぶり見直し 文科省 - 産経ニュース


とはいえ、人生経験が短い分だけ判断する物差しの数が少ないので、若者は時として極端な考え方に突っ走ってしまうという不安もあります。

半世紀続いた教育の影響から脱することは簡単ではありません。
しかし、何としても18歳選挙権を成功させたいですね。










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