外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

今日の東伏見(3 月15日)

2009-03-15 18:30:34 | 大学野球
昨夜までの雨で、朝のグラウンドの状態は芳しくありませんでしたが、好天のおかげで午前11時前から紅白戦が始まりました。

登板した投手は、
高橋(四年、沼田高校)、高屋敷(四年、早実)、大西(三年、大産大附)、河津(二年、早実)、江村(二年、長岡高校)、鈴木(二年、岐阜東)、阿久根(一年、早実)、森(一年、浦和学院)

この時期に出場メンバーに選ばれるということは、東伏見で充実した練習をしてきたことの証です。

満塁のピンチに登板するも貫禄で後続を断った高屋敷、伸びのある速球が目を引いた江村、オーソドックスな投球フォームの森、躍動感のある投球フォームの阿久根が印象に残りました。

守備では、二塁走者を巧みな牽制で刺した阪捕手(四年、津高校)、二盗を余裕で刺した古山捕手(二年、早実)、再三の好守でピンチを救った濱遊撃手(二年、境高校)
打撃では、左中間に先制二塁打を放った桜山三塁手(三年、新宿高校)、目の覚めるような中前打を放った小沼(四年、桐蔭学園)と徳井(一年、早実)といった選手たちが、存在をアピールしました。

一方、沖縄にはnearcoさんが二週連続で日帰り(!!)での視察。
浦添でも紅白戦が行われたようですね。

必ずしも全員が良い結果を出したわけではないのでしょうが、一喜一憂するのも野球を応援する楽しみの一部なのだと達観して、彼らを見守ることにします。

さあ、沖縄組が17日に帰京し、18日には沖縄組と東伏見組の紅白戦、そして19日からはオープン戦が始まります。

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卒業式

2009-03-14 16:07:30 | 社会全般
今日は、私の一人娘の卒業式に出席しました。

あいにくの天候でしたが、予定通り午前10時から式が始まりました。

娘が小学校から大学まで通った白百合は、こじんまりした女子校です。
大隈講堂ぐらいのスペースに、学部と大学院の全卒業生と父兄が納まってしまうのですから、早稲田とは大違い。


付属育ちの娘は、小学生からずっと一緒の学友の多いことが自慢です。
読み上げられる卒業生の名前の中には、子供の頃に我が家に泊まりに来たことのある子、娘と一緒に神宮や秩父宮に行った子も含まれていて、様々な楽しい思い出が浮かんできます。

式が順調に進行し、これから社会に飛び出していく彼女たちを遠くから眺めていたら、いつの間にか、30年前の早稲田での卒業式の様子や学友たちの懐かしい顔の記憶を辿っていました。


子供の卒業式は、家族にとっても人生の大きな節目。
いってみれば、家族にとっても卒業式なんだなあと、しみじみ感じ入っています。

今夜は、昔のフォト・アルバムをめくりながら、ゆっくり飲みますよ。
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監督たちのセンバツ

2009-03-13 19:34:01 | 大学野球
センバツの公式ガイドブックを買ってきました。

甲子園が近づくと、必ずチェックするのが、早稲田OBの監督さんが率いるチームの有無。
今回は、早実、日本文理、掛川西の三校です。

これに六大学の盟友・慶応を加えた四校を、今回は個人的に応援することにいたします。


さて、六大学野球ファンの一人としては当たり前のことですが、早実と塾高のアベック出場が、たまらなく嬉しいです。

皆さんもご存知の通り、早慶両大学は、1903年から現在に至るまで、お互いの腕を競ってきた永遠のライバルです。

比嘉、鳥谷、青木らが四年生の年の晩秋、早慶戦100年を祝うオール早慶戦(小宮山、水口、仁志、和田らの現役プロも参加)が挙行され、試合後に両校の野球部、応援部関係者による祝賀パーティーが明治記念館で行われました。
そこで司会を務められた青島健太さん(春日部高-慶応大学-東芝-ヤクルト-キャスター、セガサミー監督など)の言葉が私は忘れられません。

「100年前、早稲田の選手たちは、ワラジを履いて早稲田から三田の綱町グラウンドまで歩いて、慶応との一戦に臨みました。」
「好きな野球のためならば、どのような苦労もいとわない。そんな野球をこよなく愛する先輩たちの努力のおかげで、100年後の今日、こうやって私たちは集まることができました。」
「これから100年後の後輩たちが再び集まることができるように、この会場に集まっている私たちは努力していかなければなりません。」

鳥肌の立つような、素晴らしい呼掛けでした。

その早慶の弟分たちが、共に高校野球の檜舞台に立つとなれば、これは応援するしかありません。

甲子園という最高の舞台に、紺碧の空と若き血を、1日でも長く鳴り響かせてもらいたいと思います。
(両校の直接対決は決勝戦まで待たなければなりません)

(ご参考)センバツ出場校の監督さんたちの出身大学

北海道学芸大学
東北福祉大学2
国士舘大学
東北学院大学
高崎経済大学
東京国際大学
青山学院大学
慶應義塾大学
早稲田大学3
中京大学3
金沢大学
滋賀大学
関西大学
大阪体育大学
天理大学
広島大学2
足利工大
二松学舎大学
高知大学
筑波大学
山梨学院大学
駒沢大学
日本体育大学2
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沖縄グルメ

2009-03-12 18:35:48 | 好きなお店
先に発表された春季リーグ戦の日程を眺めていました。
早法戦と早明戦の日程が、プロ併用日となっているんですね。

この二つの対戦カードは、昨年はもつれました。
今季からプロ併用日は試合開始時刻が10時30分と早められたといっても、延長戦はないはず。
ですから、いずれも3回戦に突入するような拮抗した戦いの予感がします。



さて、私が沖縄キャンプに滞在している間に訪れたお店を、ご紹介しておきます。
沖縄においでになることがあったら、訪問してみてください。
充実したHPを持っているお店もありますので、雰囲気が伝わると思います。

『割烹 田島』(糸満市潮平)
豊見城高校、沖縄水産高校を率いて甲子園に春夏通算で19回も出場された名将、故・裁弘義監督を応援されていたご主人が、美味しいお寿司を握ってくださいます。(写真のお店)
モノレール『赤嶺』駅からタクシーで1000円ぐらいの距離です。

田島

『かずさん亭』(那覇市松川)
ご主人は、沖縄尚学高校野球部の後援会。同校のユニフォーム、優勝ペナント、写真などが所狭しと飾られていて、四谷三丁目の『あぶさん』の沖縄版といった感じ。
ボリュームたっぷりの沖縄料理と美味しい泡盛を楽しむことのできるお店です。
国際通りからタクシーに乗って『琉生病院の前』と言えば、1000円以内で到着します。

かずさん亭

『きゅうちゃん』(那覇市牧志)
ご主人はソフトバンクの新垣渚投手を後援されており、プロやアマの野球関係者が数多く訪れるお店です。
ご主人は和歌山県のご出身ですが、沖縄出身の奥さんが、家庭的な沖縄料理を作ってくださいます。
イカ墨ソーメンのチャンプルー、海ぶどうの手巻き寿司が私のお薦めです。
モノレール『牧志』駅から、徒歩2分ぐらい。牧志郵便局の斜向かいの二階です。

きゅうちゃん

『あやぐ食堂』(那覇市首里)
地元の方々に愛される定食屋さん。ランチも夜も営業していて、沖縄料理にとどまらない幅広いメニューとボリュームが売り物です。
もちろん美味しくて、値段も安い。(東京・丸の内界隈のランチと比較すると半値です)
モノレール『首里』駅から徒歩4分。浦添球場からタクシーで行っても1500円ぐらいです。

あやぐ食堂

『てだこそば』(浦添市仲間)
早稲田が練習している浦添市民球場から徒歩10分ぐらいのお店です。
浦添球場は、スコアボードの裏にある売店でカップラーメンを売っているぐらいで、近くにコンビニもないので、昼食に困ります。
ここは、練習の間隙をぬって昼食をとるのに、うってつけのお店。
私は、冷たいオリオンビールを1杯飲んでから食べる、ソーキ・ソバがお気に入りです。

てだこそば

『うりずん』(那覇市安里)
上記のお店と比較すると値段は少し高めですが、正統派の沖縄料理を楽しませてくれる人気店。
様々な古酒も飲むことができます。
モノレール『安里』駅から徒歩1分です。

なお、東京の新丸ビルに支店があって、そちらは息子さんが仕切っていらっしゃいます。

うりずん

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独立リーグ

2009-03-11 19:45:04 | 大学野球
沖縄キャンプ見学の楽しみの一つに、顔馴染みのプロ球団のスカウトさんたちとの野球談義があります。

球場で、あるいは近隣の食堂で、早稲田の選手たちをスカウトの目で見た感想、ライバル校の状況、あるいはドラフト候補の高校球児たちにまつわる話をお聞きしたりします。
とても新鮮で興味深いものばかりです。

今年も複数球団のスカウトさんたちとお話しする機会がありました。
私が印象に残っているのは、独立リーグに関する話題です。

BCリーグ(Baseball Challenge League)などがプロ球団にとってどのような存在なのかを、某球団のスカウトさんに私からお尋ねしたところ、

『一言でいえば、中途半端。NPBの球団からみればプロではなく、社会人や大学のチームと変わらない。しかしアマチュア選手から見ればプロ。』

『しかし、独立リーグ所属の選手たちの生活は楽ではない。給与水準自体が決して恵まれていないし、その給与が支給されるのは一年のうち数ヶ月。オフシーズンになると、選手たちはアルバイトをしたり、支援者の厚意に助けられたりして食いつないでいる。』

『ただ、興味深い試みもある。独立リーグのシーズン・オフに合わせて声をかけて、プロのキャンプでの打撃投手やブルペン捕手のアルバイトに来てもらった。給与は支払われるし、宿舎と三食付き。アルバイトに来た選手たちは、「ここは天国ですよ」と話していた。』

『そして面白いのは、プロ選手たちがアルバイトの選手たちを本当に良く面倒をみることだ。合宿所での生活ばかりでなく、技術面のアドバイスも積極的に与えていた。アルバイト選手たちの真剣で純粋な取組みに接して、プロ選手たちも、ドラフト指名を受けた頃の初心を思い出すのかもしれない。』

『アルバイトの中にドラフトにかかるような選手がいるかどうかと訊かれれば疑問符だが、打撃投手として球団職員に採用しようかという動きはある。40歳過ぎまでの十数年間を好きな野球に関わりながら安定した生活を送ることができることになるのだから、手を上げる選手も出てくるのではないか』

ちなみにBCリーグは、群馬ダイヤモンドペガサス、新潟アルビレックスBC,信濃グランセローズ、富山サンダーバーズ、石川ミリオンスターズ、福井ミラクルエレファンツの六球団で構成されており、放送局、新聞社、スーパーなどの地元有力企業などがスポンサーとなって球団運営を支援しています。

早稲田からは、清水勝仁くん(専大北上-早大)が信濃グランセローズに所属して内野手としてプレーしています。長野在住のロッキーさんからの情報によれば、彼は主将を任されるとのこと。
なお、信濃には、監督で今久留主成幸さん(PL学園‐明治大‐大洋・西武)、プレーイングコーチに辻竜太郎さん(松商学園‐明治大‐ヤマハ‐オリックス・楽天)の六大学出身者もいます。

また、群馬ダイヤモンドペガサスには、犬塚康太朗選手(遊撃手。立教新座-立教大学)が今春加入します。


アマチュア球界を見渡すと、未曾有の経済危機で、自動車や電機などが苦境にたっており、これまで日本のアマチュア野球を支えてきた多くの社会人野球チームの存続が危ぶまれています。
一般従業員の方々ですら雇用に不安を感じる現下の状況で、野球部員は午前中のみ仕事して午後からは練習、あるいは出張扱いで長期間の強化合宿という従来の社会人野球のスタイルは、もはや社員からも株主からも理解を得ることが難しいのではないかと私は思います。

したがって、これからの野球を考えるとき、独立リーグの充実が不可欠でしょう。
定時まで働いた後の平日の夜、あるいは週末だけプレーできるクラブチームのような参加形態も、検討すべきだと思います。


ただ、このカテゴリーの野球は、基本的にとても地味な世界です。
集客力がなく、お金もありません。

メディアについても、高校もしくは大学からスンナリとプロ入りする全国区のスター選手以外には関心を示しませんから、地味な競技団体を腰を据えて支援する気持ちがあるとは到底思えません。


日本の野球界は、重大な岐路にたっています。

永年の功労者を遇する名誉職のポストと、実際に球界を運営する権限のある実務ポストを明確に分離して、速やかに新しい時代をにらんだ改革を実行していただきたいと、野球ファンの一人として思います。



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カラス

2009-03-10 18:15:05 | 大学野球
沖縄キャンプで熱心に選手たちを指導してくださった広岡さんは、帰京した翌日には東伏見でも指導された由。
広岡さんには、全く頭が下がります。

その広岡さんが、金融専門誌「金融財政事情」に連載されているコラムで、野球関係者から聞いたという話に対して、怒りをあらわにされていました。

「文武両道がモットー。野球部員たちも講義を必ず聴講することになっている。体育会だから当然制服である。」
「ところが、ある教授が、『おい、そこのカラス』と揶揄したそうだ。たとえ冗談であっても、私は許すことができない。若者の気持ちを踏みにじるような言動は、教育の基本を知らない教育者の証しだ。」

どんな状況で飛び出した「カラス」発言なのか分かりませんが、記事を読む限り、まったく情けない話。
広岡さんのお怒りはごもっともです。


私が法学部の学生だった頃、クラスメートに野球部はいませんでしたが、ヨット部や弓道などの体育会の部員がいて、もちろん彼らは学生服姿で教室に来ていました。
講義の合間に、先生たちは時折「君はどこの部ですか?」「今年の早慶戦は勝てそうですか?」などと話題にされることがありました。

ある時、質問を受けたOくん(ヨット部員。湘南高校のラグビー部出身)は、「はい、今年は春合宿で昨年より数段厳しい練習メニューをこなしたので、絶対に慶応に勝ちます」と返答。
そして「ところで先生、ちょうど今、早慶戦の記念グッズを販売しているので、先生も一つ買っていただけませんか?」と、教壇までグッズをすぐに持っていき、先生は「まずいタイミングで話題にしちゃったねえ」と苦笑しながら、財布を取り出されました。

少なくとも私たちの時代には、体育会の部員たちは多くの先生方から、とても可愛がってもらっていたと思います。
「カラス」などという発言がでるようなことは、私には想像もつきません。

学生スポーツに期待されることは、単にグラウンド等で立派な競技成績をあげれば良いというものではなく、キャンパス内でも先生や一般学生と部員たちが融合して、大学全体を元気にしていくことだろうと思います。
ですから、野球部が立派な成績を残す、学生が大挙して神宮に応援に来る、というだけでは足りません。

早稲田の先生たちも、ご自身の出身大学や専攻科目に関わらず、学生スポーツに理解と愛情を示していただけるはずだと思います。

早稲田だからこそ、そんな大学であってほしいと私は思います。
そして今回の「カラス」発言は、ごく一部の例外的なエピソードだと信じたいです。
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浦添レポート(3 月9日)

2009-03-09 14:00:50 | 大学野球
今日は、実質的に練習オフの日。

午前中、投手陣は浦添運動公園内の温水プール(写真)で、前日までの投げ込みの疲れを癒し、野手陣は室内練習で打撃や守備を自主練習。
山川、土生、杉山らの鋭い打球に、私は改めて感心させられました。

また、昨日泥んこになってヘッドスライディングした渡辺くん、市丸くんらは、
「洗濯が大変でした。」
「でも子供たちに言われたら、やるしかないですよね」
「それにしても、子供たちを焚き付けたのは、誰だったんでしょうか」
と苦笑いしておりました。

なお、体育館には、豊見城高校の野球部員たちが見学に来ていました。


午後は、平和公園を部員たち全員で訪問して、戦没者の慰霊を行いました。


さて、私の沖縄キャンプ応援も本日が最終日。
夕方には東京に戻ります。

応武監督の部員たちへの訓示の一部を紹介させていただき、私のキャンプ・レポートを終了いたします。

「東伏見では、摂氏10度に満たないコンディションのもと、ツギハギだらけのボールで残留組の仲間たちが練習している。それに対して、沖縄に来た者は、暖かい気候で、新しいボールを使用して野球に専念することができる。こんな有り難いことはない。沖縄で練習できることに心から感謝して、死にもの狂いになって野球に取り組もう」

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浦添レポート(3 月8日)

2009-03-08 21:02:47 | 大学野球
久しぶりに青空の朝となった今日。
部員総出で、一時間余りのグラウンド整備を行なった後、練習が始まりました。

午前中、グラウンドでは野手陣の打撃練習。
ブルペンでは、昨日と同様に、二班編成で投げ込みが行われました。

投手陣で個人的に印象に残ったのは、楠田、斎藤、池下の三名。

楠田くんは、彼目当ての某球団スカウトの目の前で、威力のある速球をビシビシと投げました。
スカウト氏によれば、彼の柔らかい肘の使い方は天性のもので、下半身の溜めができるようになれば、物凄い球が行くはずとのこと。
実は、これは楠田くん自身も意識している点なので、いずれスカウト氏を納得させるフォームを完成させてくれるでしょう。

斎藤くんは、投球中の下半身の安定感がグッと増しました。
ひょっとしたら、以前に報道されたステップ幅の拡大が寄与しているのかも知れません。
投げ終わった時の右足が暴れることがありません。

今のフォームが固まれば、かつての早明戦でのアクシデントのように、ピッチャー返しの打球を右足に受けるようなこともないでしょう。
投げ終えた時に、左足にきっちりと重心が乗っていて、右足が余裕を持っているところがいいですね。
安定した下半身をいかして、斎藤くん持ち前の制球力に、一層磨きがかかることが期待できそうです。

池下くんは、初めての沖縄キャンプですが、長い腕を柔らかく、しなやかに振るのが良いですね。
キレのあるスライダーと速球のコンビネーションは、リーグ戦でも通用するはずです。
早稲田を目指し、一浪して初志を貫徹した池下くんのリーグ戦デビューが待ち遠しいです。


野手陣では、山田と杉山の強打が印象に残りました。

山田くんは、ゲージに入って長打を連発。
すかさずプロのスカウトが、「あれは誰ですか」と、私に尋ねてきました。
「あれぐらい強く振ることのできる右打者は、プロの若手にも、あまりいませんよ」とのこと。

かたや杉山くんは、目の覚めるようなフェンス越えを連発し、先輩部員たちの度肝を抜きました。
変化球への対応力は未知数ですが、木製バットへの順応の早さとパンチ力は、彼が打者としても第一級の素質を有することの証左です。
ポジションがポジションですから、先輩部員たちに一日の長があります。
とにかく、本当に楽しみな新人です。


打撃練習の次は、内外野ノック。
続けて特守を始めようとした頃から、またしても雨が激しく降り始め、練習は打ち切りとなってしまい、内野にはブルーシートが敷かれました。



今日は、厳しい練習の合間に、選手たちと地元の子供たちとの交流もありました。

投手陣がポール走をしている時には、斎藤くんたちが外野席の子供たちと気さくに言葉を交わしていました。
、内野グラウンドの整備中には、内野席の子供たちの「ホームラン、ホームラン、ゆうや!」という声に押されて、渡辺くんがダイヤモンドを全力で一周して、本塁にヘッドスライディング。
土生、桜庭、川西、市丸らも、同様に声援(?)に応えて本塁にヘッドスライディングして、泥だらけとなり、やんやの喝采を浴びていました。
ほのぼのとさせられる、ひとこまでした。

最後に、何名かの部員たちのご家族が、スタンドからご子息の奮闘を目立たぬように見守っておいでになっていたことを記しておきたいと思います。

期待と不安の交錯した親御さんたちの気持ちは、子を持つ者の一人として、私にも痛いほど分かります。

この気持ちに報いるには、部員たちが完全燃焼してくれることしかありません。

みんな頑張れ!


明日の午前中は降水確率60%。
グラウンドで練習できるかどうかは、まったく予断を許しません。

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浦添レポート(3 月7日)

2009-03-07 17:50:41 | 大学野球
今日は、午後からの雨が確実視されていたため、室内練習場とブルペンでの練習となり、グラウンドは終日シートに覆われたままでした。

さて、浦添に来て初めて、投手陣の投げ込みをじっくりと見ることができました。

五人ずつの二班編成で、一人200球前後の投げ込みです。
捕手を座らせなかった投手もいたので、現時点でのコンディションにはバラツキがありそうな感じ。
でも、開幕まで1ヶ月ありますから、きっちり合わせてくれるだろうと思います。

また、捕手五名を頻繁に隣に移動させて、様々な投手の球を新人捕手たちに捕らせる工夫が印象に残りました。

なお、応武監督の粋な配慮で、少年野球チームがブルペン後方のネット裏に招き入れられて、早稲田の誇る投手陣の快速球を捕手のすぐ後ろで見学してもらうという場面がありました。

大石、福井、斎藤らの150キロ近い球を間近に見た子供たちはビックリしていました。
最後は斎藤くんが声をかけていましたから、野球少年たちにとって、間違いなく素晴らしい思い出になったはず。
今ごろは帰宅して、家族に自慢話をしているのではないかと思います。

一方、野手陣は午前中に特打、昼食後は内外野ノック、中継プレー、そしてポジション別練習をみっちり行いました。
杉山捕手が、新人らしからぬ動きで、存在を大いにアピールしました。
経験不足であることは否めませんが、彼の送球とフットワークは先輩の捕手たちにも全くひけをとりませんし、木のバットへの対応もまずまず。
正捕手確保を巡る部内競争は、今年一年間、凄いことになりそうです。


また、ここでも少年野球チームが熱心に見学。

内野のボール回し、そしてコロコロ・ノックを素手で捕球するなどの基本練習を見学している時は、付き添いのコーチの方々が、身振り手振りで子供たちに解説されていました。

野球少年たちの目に早稲田の野球がどのように映ったのか、機会があれば一度聞いてみたいと思います。


練習終了時には、沖縄稲門会から激励と差し入れが行われました。

沖縄在住の校友の皆さんからの熱い激励を受け、選手たちも勇気百倍といった気持ちでしょう。

明日、午前6時以降の降水確率が20%どまり。

明日はグラウンドで練習が出来そうです。


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浦添レポート(3 月6日)

2009-03-06 17:52:42 | 大学野球
今日の浦添は、朝のうちに雨があがりました。

しかし、グラウンドが雨で軟弱だったため、午前中は野手陣は室内で特打。
その一方、ノースロー・デイの投手陣が、長靴姿でグラウンド整備にあたりました。(写真)

打撃練習は室内に、打撃投手二名、ピッチングマシン2基(うち1基はバント練習用)、そしてトス・バッティング・エリアを設け、野手全員が交代で打ちまくりました。
少しヒンヤリする風が吹く今日の浦添でしたが、選手たちは汗びっしょりになってバットを振っていました。


午後からは、投手陣が整備を終えたグラウンドで、投手陣も加わって、バント守備、内外野ノック、挟殺プレー、牽制プレーなどの練習。

こうやって、限られた顔ぶれの打撃をじっくり見ていると、「あっ、この選手の打撃は、レギュラー候補の彼よりも良いじゃないか」と感じることも、たびたびです。

しかし、次に守備練習を見ると、「あぁ、この守備力では、やはり難しいかなぁ」とため息をついたり。
大学野球で定位置を獲るということは、つくづく大変なことだと思います。

当たり前のことですが、新人たちの中には、まだ木のバットに対応できず、スライス球のような打球しか飛ばせない者もいます。まあ、彼らは入学式もまだなのですから、仕方ありません。

それでも、中には攻守の両面で先輩部員に肉薄するようなホープもいます。
これから疲労が蓄積してきて、故障も心配な時期に入ってきます。
体をしっかりメンテナンスして、大いにアピールしてもらいたいものです。

さて、明日こそは、ぜひ投手陣のピッチングを見たいと思います。

はたして天気はどうなりますか…
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