BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

歌のしずく

2020-06-12 15:03:30 | 読書感想文

大鰐町に住む歌人・福井緑氏のエッセイ本です。

藤崎町の図書館から借りて読みました。

実は著者の福井さんにはお会いしたことがあるのです。

それは今から20年ほど前ですが、

私がNHKで中国語講座を受けていた時期(2年くらい)があって、

同じクラスにこの福井緑さんがいらっしゃったのです。

上品で何やらいろいろ(中国のことを)知っている、

明るくておちゃめなおしゃべりおばあさんといった感じでした。

気さくでお話しするのも楽しかったし、

父が病気で入院して1.2か月ほど講座を休んでいた時期に、

心配のお手紙をわざわざくれた方でもあります。

今思うと住所を直接教えたわけではなかったので、

NHKの事務の方にでも住所を聞いてお手紙を書いてくださったんだとは思います。

当の本人は本までいくつか出していらっしゃるほど有名な方だったんですね。

短歌の先生?みたいな噂は1年ほど同じクラスにいると徐々に耳にしたりして、

最後では中国語の先生も敬意を払って福井さんに呼びかけるときは、

「福井先生」と話しかけられていました。

さすがに習いに来ている生徒に先生が「先生」と話しかけているのは、

なんか違うなぁと私は思ってましたが。

あれから20年近くたって、たまたま図書館で福井さんの著書を発見し、

読んでみましたが内容は昔のものながらめっちゃ面白かった。

津軽やほかの地方で出会った出来事などが、短歌とともにそれぞれのエピソードで語られる。

同じ津軽に住むのでやはり知っている地名など出てきて興味深い。

なんでもっと早く読めなかったんだろうと思いました。

福井さんはもう90歳近くになると思うのですが、今も大鰐町で暮らしているとのこと。

本を読み、ふと福井さんの気さくな人柄に触れ、不意に懐かしく会いたくなりました。


5月の中国茶会

2020-06-09 13:40:52 | お茶

5月半ば、緊急事態宣言も解除になり徐々に世間が動き出した中、

弘前市の藤田記念庭園も開園になり、

4月は中止になった中国茶会が開催になりました!

急な知らせにもかかわらず、当日は顔見知りのお茶会参加者がたくさん。

2つの和室を開放し、座席を適度に空けた新しいスタイルでのお茶会。

不思議な感じ~。

私は久々のお茶会に張り切って出発したくせに、

いざ駐車場に着いて入園料を払う段階で財布がないことに気が付いた。

結局車の中にあったのだが、一度家に取りに帰る羽目になり、

30分ぐらい参加が遅くなってしまった。

しかも珍しい大陸の龍井茶が1茶目だったことを後で知り、涙涙・・・

遅れてきた自分が悪いのだが、ほんとおバカ。

でも後日有難いことに一杯分だけ先生が郵送で送ってくれました。

なんて優しいのかと、感謝しかありません。

ということで、この日は残る3つのお茶を楽しんだのですが、

沖縄で作られた珍しい国産の紅茶「金川紅茶」をいただきました。

しかもワイングラスです。

「べにふうきファーストフラッシュ」だそうで、東方美人のようなウンカっぽい風味があってすごくおいしかった。

めったに手に入らない(10名のみ販売)お茶だそうで、やはりこの日参加してよかったなぁ!と思いました。

6月も開催されるようで今度は遅れずに参加したいです。

 

 


蔦沼めぐり

2020-06-08 16:09:01 | 青森・津軽

5月末の週末は久しぶりに八甲田を走りました。

傘松峠付近はまだ雪もあり,道路わきでは水芭蕉もたくさん見れました。

奥入瀬方向へ下る道ではいつもの緑のトンネル。

新緑の時期のこの道路はほんとにきれい。

目的地は蔦温泉。

今回はこの温泉の周りにある沼をめぐる散策路を歩きました。

紅葉で有名な蔦沼を含む、6つの沼をめぐる小道を歩きます。

ゆっくり歩いても1時間ちょいの初心者にも安心なコース。

蔦温泉の駐車場からスタート。

このコースは10年以上前に一度歩いてみたことがあります。

もう記憶もおぼろげなのでもう一度じっくり歩きます。

蔦沼へ向かう散策路は一番観光客が多いためか、

特別お金をかけているように歩きやすい道です。

ウッドチップを敷き詰めているのか、ふかふかのジュータンみたいな道が続く。

わきに小川が流れていて、せせらぎの音も気持ちいい。

すぐに蔦沼につきました。

湖に緑が生えますね。

奧にはちらりと八甲田山も見える。

秋はものすごい写真家で早朝からあふれるだろう場所です。

朝日に照らされて燃えるように美しい秋の蔦沼、一度見てみたいです。

さてさて、ここですぐに駐車場へ戻る人が多いのですが、沼巡りはここからが本番。

路も蔦沼までのに比べると急に狭く荒々しくなります。

野鳥観察コースも別にあるくらいなので鳥の声もたくさん聞こえるし、

何よりこの時期はエゾハルゼミが大合唱!!

水辺なので虫も多いので要注意です。

時々ブナやトチノキなどの大木にも出くわします。

蔦温泉の名前の由来はこの森の多く存在するツル植物(=蔦らしいです)。

まるでターザンが現れそうなくらい長くて絡みついているツル植物があちらこちらに。

半分(月沼)くらいまでは登りが多く、

沼から落ちる水が滝となって流れる小川もあり、

滝音を聞くのも気持ちがいいです。

↑はコース後半に出てくる上から見た長沼です。

木々の間から青く見える沼がきれいでした。

こちらは降りて湖畔から見た長沼。

湖畔に森の緑が鏡のように映し出されてきれいです。

とても静かで遠くにオシドリの姿も見れました。

ここには東屋もあってベンチもあり、

お昼ご飯を食べながら休憩している人たちがいました。

なんとも言えないきれいな眺めですよね。

こちらは後半最後から二つ目の菅沼。

流木が沈んでいます。

カエルの鳴き声もにぎやか。

このあたりからは逆コースを歩く人に良くすれ違います。

ここからは蔦温泉まですぐです。

スタート地点に戻ると何とか一周できて、ホッとしました。

上り下りでめっちゃ汗をかいたので、久しぶりに蔦温泉に入浴して帰りました。

次の日はまさかのふくらはぎが筋肉痛。

嶽温泉を歩いた時は筋肉痛にならなかったのに。。。

 


LEMONIC

2020-06-05 16:22:08 | 青森・津軽

先日用事があって久々ヒロロへ行ってきました。

コロナ自粛でヒロロリニューアルしても行ってなかったから、

あまりの変わりようにびっくり。

用事が終わって帰ろうとしたところ目の前にレモネード専門店が。

こんな店がオープンしてたんだね!!

レモネード大好きなんで、ついつい寄り道しました。

レモンスカッシュなら喫茶店で置いてる店もあるけれど、

レモネードってなかなか飲める店ないよね。

タピオカミルクティーの次はレモネードが来るなんて話も聞いた割には、

去年はその気配もなくて残念に思ってたからうれしいです。

ここでは青森県産のはちみつ、瀬戸内レモン使用してるとのこと。

とりあえず普通のレモネードを飲んでみる。

甘い・・・でも飲みやすくてすんごいおいしい。

暑さにちょっと疲れた体に染み渡るなー。

バジルとかジンジャーとかローズヒップ、ローズマリーまである。

ハーブ好きな人には、いろんな味があるので何度でも楽しめそう。

モヒートもちょい気になります。

ヒロロあんまり来ないけれど、ここはまた是非寄りたいので長く営業してほしいな。

 


アベノマスクがうちにも

2020-06-04 15:06:30 | のほほん日記

話題のアベノマスクが我が家にもやっときました。

ずっといつ届くのか楽しみにしてたもので、

やっと本物を手にすることが出来てうれしいです!!

使い捨ての不識布マスクが苦手な私にとってはすごく有難いです。

税金の無駄使いとか来るのが遅い、どこにでも売っているよ、

って色々ネガティブ意見を耳にしますが、

せっかくのマスクですから無駄にしないよう大切に使いましょ。

さてさて、早速使ってみての感想~。

肌触り・・・◎ 気持ちいいです。

大きさ・・・ギリ鼻と口が隠れるかな?

耳掛けひももきっちりしているし、汚れもなく清潔です。

この布がしっかりしていて厚みがあるため、夏場には息苦しく感じるかも。

不快な人は秋冬に使いましょう。

コロナとの戦いは長期戦です。

生きてる限り、病気と闘わねばなりませんから。

布マスクも定着しそうですね。

 


弘前散歩

2020-06-02 15:00:18 | 青森・津軽

先々週末のダイエットウォーキングは、山ではなく弘前の街歩きをしました。

弘前市野田辺りから土淵川に沿って歩きました。

川沿いは気持ちよくずっと歩いていたい気分でしたが、

川巡りは次に置いておいて、途中から住宅街の中へ。

車ではいつも素通りしていた田茂木町から山王町を抜けて笹森町へ。

狭い路地裏があったり、立派なお屋敷が登場したり観てて非常に楽しい。

弘前の町はやはり城下町の名残があって、時々武士が住んでそうな家が隠れてたりします。

最終的には弘前公園前のカフェ「葡瑠満」で休憩。

野田から歩いて30分ほどで着いてしまった。

街歩きが楽しいからかあっという間だ。

久しぶりのこの店のチーズケーキが食べたくなったのよね。

濃い目のふれんちろおすと相性もばっちり。

しばし爽やかな午前のひと時を過ごさせてもらって、また野田まで別ルートで戻る。

珍しい茶色の販売機。

弘前でもお城の周辺では見かけることが多い。

景観を守るためなのかな。

茶色は落ち着いていて、たしかに見てて安心するよね。

百石町で見かけたのぼり旗は「アマビエ」です。

とってもキュートな感じ。

津軽ガーディアンズというコロナの予防啓発プロジェクトで作成されたもので、

種類はこの他にあのねぶたによく出てくる鍾馗様もあるらしい。

鍾馗といえばねぶた師の竹浪比呂夫氏が、鍾馗を百枚描くクラウドファンディングに挑戦中ですよね。

 

戻り路でカトリック弘前協会に寄り道しました。

車で普段走る通りに面してないので、ここに協会があったことを初めて知りました。

ロマネスク様式の建築で突き出した屋根がレトロで魅力的です。

中にも無料で入れて誰もおらず、畳敷きの内部をしばし見学。

カトリックなので祭壇があるのですが、これが精巧で素晴らしいです。

 

そして横にあるステンドグラス。

私はステンドグラスを見るのが好きなのだが、ここのも美しい。

聖書のストーリーだろう、アダムとイブとリンゴの木に白い蛇が見える。

もう一枚には、あ、岩木山がいる。

五重塔にお城に桜の森も。

それにリンゴや三味線もあって弘前らしくうれしいです。

この教会の横には幼稚園もあって、ここに通う園児はここでミサを受けるでしょう。

私は大学までずっと公立(国立)だったので、こういうのには無縁でちょっと憧れるなぁ。

なかなか楽しいお散歩でした。

また街歩きしたいですが、次回はどこに行きましょうかね。

 

 

 

 


さよならの先

2020-06-01 15:52:46 | 読書感想文

こちらも5月に読んだもの。

内田也哉子さんの本「9月1日」に紹介されて気になってた本です。

死を目の前のした人がやがて来る大切な人との別れを思い、

死んだあとに残された人たちの先を思って、

カウンセラーである著者の元へ相談に来ます。

その一つ一つがとても深くて胸を打つお話です。

健康で生きている間は毎日普通に過ごせることが、

それほど素晴らしく尊い奇跡であるのか、

自分の命の限りを知り、そのうえで残していく大切な人を思いやる気持ちに涙が出ます。

両親がいなくなる息子を思いやる母や、

その逆で母や幼い兄弟たちを思いやる兄、

闘病中に同じ部屋で気の合った友達、

形は違えど出てくる人たちはみんな誰かことを思って精一杯生きている。

病気で死ぬことでさえこうならば、

事故で突然命を奪われた人達はどうなんだろうなと考えてしまいます。

生きているうちにこの本に出合えてよかったなと思いました。