もうずいぶん前に、姫野カオルコさんの『愛は勝つ、もんか』というエッセイを読んで、「うんうん、わかるわかる」と深く頷きつつ共感し、ことに『オバQ音頭』への熱烈な賛辞には爆笑した。なるほどー、そうきたかー!
で、先日図書館に行ったおり、久々に姫野さんのエッセイをなんとなく借りて、かつて彼女に深く共感したことを思い出した。しかも彼女は滋賀県出身なので、より共感度が深まる。
今回読んだのは『ほんとに「いい」と思ってる?』
「ええーっ! やっぱりそう思う? そうやんなー、絶対! なんでこれがええのんか、さっぱりわからへんわー!!って思っていたけど、やっと同じ意見の人に巡り会ったわー!!」と、巧妙に読者に思わせてしまうあたりが、テクニシャンだ。でもきっと、姫野さんと同意見の人、実は多いと思う。わざわざカミングアウトしないだけで。
映画『プリティ・ウーマン』のどこがいいのか、さっぱりわからん。これを「いい!」と思う女性の気持ちが、まるで分からない、とか。でもこれ、私は『プリティ・ウーマン』を猛批判している文章、いくつか読んだ気がするな。わたしも、『プリティ・ウーマン』の内容を知ったときには、なんでこの映画が女性にウケているのか、首をひねったもんな。(ついでながら、私は林真理子もさっぱり読めない)
ハーブティが好きだという女性は、たとえばスナフキンみたいな男性を理想のタイプとする、という箇所には、思わず膝を打った。ああ、わかるわー!!
さっきちらっと姫野さんのHPをのぞきにいって、彼女もジェンダーについてひっかかりつづけている人だということを知る。納得。
彼女の小説は、まだ読んでいないので、次回は小説にチャレンジしてみよう。
しかしこの文庫、『ほんとに「いい」と思ってる?』は、表紙に大きく目立つようにHの字があって、もちろん意図的なデザインなのだけれど、電車の中で開く時には誤解を招くことがあるかも・・・。私は気にしないけどさ。気になる人はカバーをかけてください。
で、先日図書館に行ったおり、久々に姫野さんのエッセイをなんとなく借りて、かつて彼女に深く共感したことを思い出した。しかも彼女は滋賀県出身なので、より共感度が深まる。
今回読んだのは『ほんとに「いい」と思ってる?』
「ええーっ! やっぱりそう思う? そうやんなー、絶対! なんでこれがええのんか、さっぱりわからへんわー!!って思っていたけど、やっと同じ意見の人に巡り会ったわー!!」と、巧妙に読者に思わせてしまうあたりが、テクニシャンだ。でもきっと、姫野さんと同意見の人、実は多いと思う。わざわざカミングアウトしないだけで。
映画『プリティ・ウーマン』のどこがいいのか、さっぱりわからん。これを「いい!」と思う女性の気持ちが、まるで分からない、とか。でもこれ、私は『プリティ・ウーマン』を猛批判している文章、いくつか読んだ気がするな。わたしも、『プリティ・ウーマン』の内容を知ったときには、なんでこの映画が女性にウケているのか、首をひねったもんな。(ついでながら、私は林真理子もさっぱり読めない)
ハーブティが好きだという女性は、たとえばスナフキンみたいな男性を理想のタイプとする、という箇所には、思わず膝を打った。ああ、わかるわー!!
さっきちらっと姫野さんのHPをのぞきにいって、彼女もジェンダーについてひっかかりつづけている人だということを知る。納得。
彼女の小説は、まだ読んでいないので、次回は小説にチャレンジしてみよう。
しかしこの文庫、『ほんとに「いい」と思ってる?』は、表紙に大きく目立つようにHの字があって、もちろん意図的なデザインなのだけれど、電車の中で開く時には誤解を招くことがあるかも・・・。私は気にしないけどさ。気になる人はカバーをかけてください。