あの愉快でたのしい、ちょっとブラックなホッキーファミリーが、なんと10年ぶりに私たちの前に姿を現した(といっても出版されたのは2005年なんだけど)。ホッキーファミリーの2作目『たのしいホッキーファミリー、いなかへいく』である。彼らは1年前に、田舎に引っ越したそうなのだ。
今日私が配架作業をしているとき、あの懐かしい面々に遭遇し、大興奮! 田舎に行っても相変わらずのホッキーファミリーである。どんな困難も乗り越え、肥やしにして、「たのしんで」「笑って」しまう。というのを、いともビターかつドライに描かれている。
10年ぶりの再会だというのに、ホッキーファミリー最高のキャラクター「赤ちゃん」は相変わらず「赤ちゃん」でおむつ姿である。いわゆる年をとらないことを前提にした「サザエさん」スタイル。もっとも、「赤ちゃん」はあの負けず嫌いで浮「物無し、ダイヤモンドのハートをもつ「赤ちゃん」でしかありえないけれどね。しかも相変わらずホッキー家のダイナマイト、キケン人物なのだ。
都会と田舎とでは、同じ言葉でも指し示す物はずいぶん違う、というページに大笑い。都会で「靴」といえば「ハイヒール」だけど、田舎では「作業用長靴」、とかね。
別に田舎暮らしに憧れたり、農業を志したわけではなく、どうやら都落ちというか、零落の果て、田舎に流れ着いた、という気配濃厚なんだけど、惨めさは一つもなく、一家は田舎暮らしをそれなりに楽しんでいる様子。よかったよかった。
前作ですっかりホッキーファミリーに熱狂した方は、必読。でも前作よりは毒気はすくないかも。
今日私が配架作業をしているとき、あの懐かしい面々に遭遇し、大興奮! 田舎に行っても相変わらずのホッキーファミリーである。どんな困難も乗り越え、肥やしにして、「たのしんで」「笑って」しまう。というのを、いともビターかつドライに描かれている。
10年ぶりの再会だというのに、ホッキーファミリー最高のキャラクター「赤ちゃん」は相変わらず「赤ちゃん」でおむつ姿である。いわゆる年をとらないことを前提にした「サザエさん」スタイル。もっとも、「赤ちゃん」はあの負けず嫌いで浮「物無し、ダイヤモンドのハートをもつ「赤ちゃん」でしかありえないけれどね。しかも相変わらずホッキー家のダイナマイト、キケン人物なのだ。
都会と田舎とでは、同じ言葉でも指し示す物はずいぶん違う、というページに大笑い。都会で「靴」といえば「ハイヒール」だけど、田舎では「作業用長靴」、とかね。
別に田舎暮らしに憧れたり、農業を志したわけではなく、どうやら都落ちというか、零落の果て、田舎に流れ着いた、という気配濃厚なんだけど、惨めさは一つもなく、一家は田舎暮らしをそれなりに楽しんでいる様子。よかったよかった。
前作ですっかりホッキーファミリーに熱狂した方は、必読。でも前作よりは毒気はすくないかも。