紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

クオリティ・スケール

2008-08-20 00:25:40 | ラジオ
 最近夜のNHK-FMでは、20年以上現役で活躍しているメジャーミュージシャンをゲストに呼び、特集を組む、という贅沢な番組を毎夜放送している。(いつも10時前後の一部分しか聴けないので、詳しいことはわからないのだけれど)

 昨夜は稲垣潤一、今夜は『スターダストレビュー』のヴォーカルの人だった(名前くらい覚えろよ!)

 で、昨夜の稲垣潤一が、思わず「これは真理や!」と思わず手を打って共感するような言葉を発したので、ここにメモしておく。

 『いい作品っていうのは、いろんなひとが、いろんな解釈をしてくれる作品なんです』

 まったくそのとおり。名言である。

 世界文学史上、奇跡的な名作として知られるシェイクスピアは、その解釈の多種多様さにかけては、右に出る者はないのではないか。稲垣公式はぴったりとあてはまる。

 あの奇跡的なドラマ『ちりとてちん』があんなにヒットして、ブロガーたちが競って熱く、暑くるしいほどに、それについて語ったのは、やはりさまざまな解釈や憶測を可能としているからに他ならないのではないか。稲垣公式は「ピタゴラスの定理」のように真理を突いている。