よくネット上なので、「美味い」の「まずい」のと食べ物や飲み物について、
簡単に書かれているものを目にします。
ウィスキーについてもそうであり、そういう言葉を見たり、
耳にすると常々さびしい気持ちになります。
蒸留所を廻り感じたことは、ウィスキーは自然と長い年月、
人の苦労によって誕生する酒です。
例えば、現在蒸留所にたずさわっている方々は
今仕込んでいるウィスキーが出来上がる頃には、
もう退職されているかもしれないのです。
そんな代物を簡単に「美味い」「まずい」の一言で決めつけていいのでしょうか?
人の味覚は、体調や状況により変化します。
自分が美味しくないと思ったものは、「自分の口に合わなかった」と思っていただきたいものです。
そして、まだ口にしてないボトルを見つけたら、ぜひ、一度は口にしてみましょう。
口に合う酒とは、身体にしみ込むように入っていくものです。
見つけてください。
お手伝いいたします。
スペイサイドモルト
「インペリアル」意味は「皇帝の」という名のモルトウィスキーです。
1897年ダルユーインの第二蒸留所として建てられました。
蒸留所の麦芽乾燥塔のキルン塔は「王冠」の形をしてたみたいですが、
現在は取り外され、閉鎖、休止、再開を繰り返し、
2005年にアライド社をペルノ・リカール社が買収したのち、
閉鎖が決定されました!?・・・だったと思います。
すみません^^;確かな情報ではなくて・・・
何かの資料でみたのですが、見つかりませんでした。
そんな休止、再開を繰り返された蒸留所ですし、
ブレンデッドに回されることの多いモルトウィスキーなので、
この機会に飲まれてみてください。
写真 左「インペリアル 1990 GM社」
香り・・・さわやか、シトラス
味 ・・・生クリームのような舌触り
フィニッシュ・・・マイルド
写真 右「インペリアル 22年 Rochdale社」
香り・・・重厚的、フルーティ
味 ・・・甘く、麦芽
フィニッシュ・・・長い