バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

良いことを強調して伝える

2018-03-08 09:12:00 | テニス留学
朝晩少し涼しいですが、とても良いお天気です。
今月いっぱいで夏時間も終わります。

2-3月は日本からの大学生の短期留学が比較的多いです。
私は若い頃どちらかと言うと自分の感情を出せる方だったので、好きなことは好き!!すごい!といえました。
オーストラリアの人は常に良いことを前にだして、自分の弱さやネガティブなことはあまり人には話さず、隠します。自分がタフであるというところは見せますが、弱音はあまり吐きません。
弱音を吐いてもあまり同情されることはなく、良く思われないからです。
また怒りの感情が見えてしまうことは一番よくないことです。
特に日本人は感情があまり出ないので、怒りの感情だけ伝わってしまうとさらに良くないです。
とにかく自分は元気で、楽しくて、っていうオーラをしっかり出して人と接します。
またジョークも日本のジョークとは違い、あまりひとの揚げ足をとったり、バカにしたり、特に真面目に頑張っている人を貶すことは一切ありません。
昨日もビンスのレッスンの中で、「良いことを考える」話がありました。悪いこと、ネガティブを少しでも意識すると引き寄せてしまいますから。

日本からの留学生を見ていると、あーもっと「大好き」とか「すごい」とか大きな声で表現できたら、もっとこちらでの人間関係スムーズになるのになあと思うことがよくあります。
良い気持ちは伝えるべきです。
それもメールとかではなく、面と向かって相手にきちんと伝えるべきです。
私には、いつでも会えると思っていたから、会いにいくことができず、伝えられなかった経験があります。その時の後悔した気持ちがあるので、とにかく良いことには良い!ありがとう!すごいね!と伝えられる時に伝えたいと思っています。どうかシャイなことを言い訳にしないで、怒りとか不安ではない、もっといい感情を周りに伝えられるといいと思います。それも1つの「与える」行為だと思います。