オーストラリアの夏は最高に楽しく、特にテニスをする人にとっては
何が何でもここにいたい充実しすぎている毎日です。
若いころの私はノーというのが不得意でした。
でも上手にノーが言えるようになると、とても楽になります。ストレスが減ります。
オーストラリアで私が学んだことの1つ、ダメなことはだめといわなくてはいけないということ。
特にたくさんの文化が混じっているからです。
変にオブラートに包んで言わなくても、遠回しにいう言い方もあるし、こうあるべきだよという
理論的に話すと大抵は理解してもらえますし、応援してくれる人もいます。オーストラリアでは
だめといわれてもみんなさらっとさわやかで、そのことであとまで引きずりません。
伝え方、まだまだ学んでいるところですが、上手に優しくだめなことを伝えられるようになると
周りの態度が少しだけ変わっていきます。
オーストラリアに来て、ビンスの手伝いをするようになって、35年ぐらいになりますが
人との信頼を築くには時間がかかりますが、それはとても貴重なものであるということも知りました。
このアカデミーは単にテニスが強くなるだけでない、テニスを通じ優れた大人を社会に送り出す
という役割も果たしたいと思っています。そしてこの二人もアカデミーで育ち、ビンスと私と
二人の子育てを通じてオーストラリアに貢献できたかなと思っています。