バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

訪問してくれる卒業生

2018-03-14 13:44:00 | テニス留学


一雨ずつ秋が近くなっているのを感じますが、まだ日中は暑いです。
クレーコートの大会が続きます、男子はモーニングトン(スイスクレーでアカデミーの二番コートと同じ)女子はキャンベラ(イタリアンクレーでアカデミーの4-5-6番コートと同じ)ということでクレーでの練習に来る人が多いです。
そして1995年からフルタイムでテニスをしていたビックラルッソくんがアカデミーを訪問してくれました。
ビック、ラルッソと言ったらシドニーで生活しているオージーではよく知られる名前で、朝と夕方の交通情報をテレビとラジオでヘリコプターから中継している人、またオークションを指揮する人でもあります。

有名になってしまうと、もう私たちのことなんて忘れているだろう、という思いになりがちですが、そうではありませんでした。今回は3歳の息子さんを連れて、それも全豪をみてフェデラー選手から大きな影響を受けたそうで、3歳とは思えない集中力と熱心さを持っていました。
そしてビクター(ビック)は今でもあのテニスでの日々が、アカデミーでの日々があったから、今の自分があると、留学生に話しているのが聞こえて、とても嬉しく幸せな1日となりました。



良いことを強調して伝える

2018-03-08 09:12:00 | テニス留学
朝晩少し涼しいですが、とても良いお天気です。
今月いっぱいで夏時間も終わります。

2-3月は日本からの大学生の短期留学が比較的多いです。
私は若い頃どちらかと言うと自分の感情を出せる方だったので、好きなことは好き!!すごい!といえました。
オーストラリアの人は常に良いことを前にだして、自分の弱さやネガティブなことはあまり人には話さず、隠します。自分がタフであるというところは見せますが、弱音はあまり吐きません。
弱音を吐いてもあまり同情されることはなく、良く思われないからです。
また怒りの感情が見えてしまうことは一番よくないことです。
特に日本人は感情があまり出ないので、怒りの感情だけ伝わってしまうとさらに良くないです。
とにかく自分は元気で、楽しくて、っていうオーラをしっかり出して人と接します。
またジョークも日本のジョークとは違い、あまりひとの揚げ足をとったり、バカにしたり、特に真面目に頑張っている人を貶すことは一切ありません。
昨日もビンスのレッスンの中で、「良いことを考える」話がありました。悪いこと、ネガティブを少しでも意識すると引き寄せてしまいますから。

日本からの留学生を見ていると、あーもっと「大好き」とか「すごい」とか大きな声で表現できたら、もっとこちらでの人間関係スムーズになるのになあと思うことがよくあります。
良い気持ちは伝えるべきです。
それもメールとかではなく、面と向かって相手にきちんと伝えるべきです。
私には、いつでも会えると思っていたから、会いにいくことができず、伝えられなかった経験があります。その時の後悔した気持ちがあるので、とにかく良いことには良い!ありがとう!すごいね!と伝えられる時に伝えたいと思っています。どうかシャイなことを言い訳にしないで、怒りとか不安ではない、もっといい感情を周りに伝えられるといいと思います。それも1つの「与える」行為だと思います。



数字にはこだわらない

2018-03-07 15:48:00 | テニス留学
オーストラリアで生活していると、とにかく人々のフレンドリーさが良いところとすぐ気がつくと思います。
学校の先生と生徒、コーチと生徒も距離が近くて、自分の同世代の友達と同じように仲良くすることも可能です。
でも、そこにはきちんとしたルール、尊敬というルールがあり、気持ちで尊敬しているので、1つ年が違うのにあいつはこんな話し方をする、とかこんなことを言う、、ということにはなりません。

でも日本では一般的に先生、コーチ、先輩とかしこまって、敬語で、、、となかなか距離を近くするのは難しいことが多いのではと思います。(人それぞれでもありますが一般的に。)
オーストラリアではすぐに人に年齢は尋ねません、特に大人の人で知り合ったばかりの人に年齢はすぐには尋ねません。
仲良くなってから、音楽とか趣味で話が合ったりして、もしかして同世代?とか何年生まれ?という話になって判明することはありますが、直接的に、誰かに「あなた何歳」とはなかなか聞くことはありません。

またいくらお給料をもらっているなどの数字も、とてもプライベートな事なので聞くのはとても失礼とされます。
それほど数字にはこだわらないのですね。
だから何歳だからこうするべき、とか何歳だからこう言うべきとか、そう言うものもなく、いつも笑顔で、正直に自分をさらけ出して、世間話ができて、自分の意見がいえて、信頼されるようになれば、ビジネスでも学校でもうまくいくと思います。

先週参加されたひろしさん、そして今週のドクターと色々な世代の留学のお世話をしていて、私もビンスもとても楽しい時間を過ごさせていただいています。何歳でもテニス留学歓迎します。オーストラリアでは誰も年齢は尋ねないですから。


お別れはつらいけれど、次の機会を楽しみに。

2018-03-04 15:20:00 | テニス留学
3月はお別れの時期です。
でも日本とオーストラリアは比較的近くて、インターネットもある今の時代、一生の別れというお別れではなく、今回の留学は終了しましたが、また会えるから、次の機会を楽しみに、ということで、楽しいお別れにしておきたいです。

いろいろな形の留学がありますが、大学の英語コースとテニスの両立をしていた源太くん。ここまで現地の人たちに慕われ、帰国を惜しまれる留学生は今までにあまり見たことがないと思います。
帰国前の2週間はほぼ毎日のように送別会、パーティー、ディナーとあらゆる方から声がかかり、本当に帰っちゃうの?いつ戻ってくるの?という質問が多かったです。ヒッティングをしてくれていたジュニアも最後の最後まで源太に会いたくて会いに来てくれましたね。
ビンスと私が本気でぶつかっていっても、しっかり受け止めてくれる、好青年でした。また会える日を楽しみにしています。



何歳でも楽しめる場所

2018-03-02 08:35:00 | テニス留学


昨日は源太くんの送別会で、みなさんを家に招待し、ピザを食べながら楽しい時間を過ごすことができました。
このアカデミーは何歳の方が参加しても、十分楽しんでいただけるところだと再確認できました。
何歳のどんな職業の方でもテニスを通じてこんなに仲良く、楽しく過ごすことができます。
それはアカデミーは「みんな平等」と言うポリシーがあるからです。

テニスはただテニスコートで、ボールを打って、時間になったから、はい終わり、ではないです。
そしてテニスを通じて人と人の距離が縮まり、関係が深くなります。
きっとここで出逢った人たちとは、帰国しても長く付き合いが続くのでしょう。

留学生が楽しい時間を過ごしている見ているだけで、私たちはとてもとても幸せです。tomatosuikasun