農業経営シミュレーション

先日、園芸ビジネスの授業を視察に他県から先生方がいらっしゃいました。
春から行ってきた農業会社の実習はこの日が最終回で
３チーム中、２チームがすでに収穫販売を終えているため
特徴的なシーンをみてもらうことはできなかったのが残念です。
生産と販売という農業経営のノウハウを体験を通して学び、
自らの体験から生じた数値を使って経営分析をする。
三本木農業高校時代に農業科の先生方と考案した
学校設定科目「農業経営シミュレーション」は
ユニークな「農業経営」を学ぶ授業と話題になりました。
特に自分で出資して学習するスタイルは先生方に注目され
考案当時の2000～2005年頃はたくさんの視察を受け入れ
全国で何度も講演や発表の依頼があり対応してきました！
その農業経営シミュレーションが開発してから10年以上経つのに
いまだに色あせずに新聞に取り上げられたり
視察される方がいらっしゃるのは嬉しいことです。
名農では園芸ビジネスという名前で導入の可能性を探ってきましたが
いよいよ来年度入学生からは本家「農業経営シミュレーション」の名で
生物生産科、園芸科学科の両科で行われることになりました。
学校が違うとノウハウも変わってくるため、販路などまだ改善点はありますが
課題解決スタイルの農業経営の学習を確立させたいと思います。
乞うご期待。

あいかの香り

園芸科学科３年生が取り組んできた農業会社も
そろそろ最後の収穫を迎えました。
３つの会社が栽培した品種はつがる、昂林、やたか、
シナノスィート、シナノゴールド、涼夏の季節。
そして最後の品種はこの赤いリンゴ「あいかの香り」。
あまり馴染みのない名前ですが、
果肉もしまっておいしいリンゴです。
調べてみるとこれも信州で育種された品種でした。
他社を追い上げるために謝恩セールとして
PRして販売したところ、めでたく完売！
これにて全生産販売が終了しました。
これからは経営から生まれた数値を使って
経営分析を行う予定です。
果たしてどの会社がどのように格付けされるか楽しみです。