花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夢の中へ

2012年11月28日 | 学校
厳しい質問攻めの発表会のあとは会場を京大のゲストハウス変えて楽しい交流会。
さっきまでいじめのようなきつい質問をしてきた
大学の先生方とメンバーは楽しそうに食事をしながら話しています。
「さすがにあの質問には答えられなかっただろう」と教授陣もコゴミの彼女と大笑い。
良い提案にこそ厳しい質問を浴びせるのがこの大会の流儀。
何度かこの大会に参加していると先生方が意図的に攻めているのがよく分かります。
それを知らない生徒や初めての引率者たちはみんな泣きそうになってしまいます!
不安と涙、でもそのあとは一緒に食事をしながら大笑い。
心が翻弄される長い長い1日です。
審査員の先生方がアットホームな空間で
こんなにも親身になって今後の研究や生き方についてアドバイスをし、
「自分を信じて進め」と教えてくれる大会は日本中どこにもありません。
外を見ると紅葉がライトアップされた絵葉書のような京都の風景。
その中で行われる厳しい発表会と真反対の楽しい交流会。
この夢のような非日常に引き込まれるのがテクノ愛最大の魅力です。
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光マジックショウ第2幕

2012年11月28日 | 学校
テクノ愛でチームはコゴミに引き続いて
とっておきの光マジックショウを披露しました。
これは昨年卒業した3年生たちが、なんと2年生の時から研究してきたものを
さらに現在の3年生が引き継ぎ成功させたものです。
ここでも紹介したこともありますが、いっさい照明を使わずに
電照栽培のように菊の開花を抑制させる技術です。
光を扱わずに植物に光を感じさせるという究極の光マジックのタネは
ある植物ホルモンの制御によって起こる現象を応用したものです。
詳しくはここでは説明しきれないのでお許し下さい。
日本では2000ha以上の温室で電照栽培が行われています!
これには莫大な電力が必要で、二酸化炭素排出量も驚くほど大量です。
日本は慢性的なエネルギー不足。そこで園芸でも省エネに取り組もうと
考えたのがこの光マジックです。
また夜間に電灯をつけ日長を狂わせる電照栽培は
周囲の自然の植物の日長まで狂わせるため光害と呼ばれています。
この技術は照明を使わないので究極なエコ技術でもあるのです。
実用化にはまだ乗り越えるハードルは多いのですが
将来役立つユニークな提案となりました。
これぞTEAM FLORA PHOTONICSといえる研究です。
ところで今回、初めて他の農業高校と一緒になりました。
なんと今年の農ク全国大会で日本一を受賞した名門校。
それも日本一を受賞した技術で挑戦です!
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