花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

二色の紅葉

2012年11月14日 | 学校
名農校舎前にあるもみじです。
きれいな赤ですが、すべての葉が赤ではありません。
よく見ると木の外側にある葉は赤く、内側にある葉が黄色です。
葉は緑色の葉緑素(クロロフィル)と黄色の色素(カロチノイド)を持っています。
しかし葉緑素の方が圧倒的に多いので葉は緑に見えています。
ところが気温が下がってくると葉緑素が壊れ、
隠れていた黄色の色素が見えてきます。
さらに低温に合うと今度は赤い色素(アントシアニン)が合成されて
葉は赤く色づいてくるのです。
木々にはたくさんの葉がついています。
おそらく朝夕の冷気に直接ふれるため
内側より外側の葉の方が低温にさらされるはずです!
外側から赤くなるのはそんな理由からだと思われます。
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秋の虹

2012年11月14日 | 学校
このところよく虹を見ます。
先日も第1農場で実習をしていたら小雨が降り始めました。
通り雨で、まもなくあがったのですが
気がつくとこのように見事な虹がかかっていました!
虹は外側から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色。
いつもチームはLEDで植物に光を照射する実験をしています。
赤は660nm、青は450nmと波長の違いが色の違いになります。
新学科「環境システム科」ではこのような光の質についても
学ぶことになりそうです。
ところで虹が二重にかかる場合があります。
内側の虹が主虹で外側にできる虹は副虹というそうですが
副虹は先ほどの逆の色の並びになるとのこと。
変わりやすい秋の天気が作り出す虹。
ぜひ探してみたいものです。
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