花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

懐かしいストック

2014年01月09日 | 園芸科学科
園芸科学科の草花温室でストックを見つけました。
昨年から栽培しているらしく、大きく立派に育っています。
実はチームが初めて研究に取り組んだ植物はストックでした。
切花に使われる代表的な草花なので
いろいろな色(波長)の光を照射することで
早く茎を伸ばし、出荷期間を短縮するのが目的でした。
ところが波長によっては光量が強すぎて、
伸びるどころか、いつまでたっても大きくならず大失敗でした!
しかしこれがきっかけで波長と光量を変えることで
ストックの伸長をコントロールできることを発見したのです。
チームが初めて山形大学で開催された植物学会でポスター発表したのも、
科学研究論文で受賞したのも「光による草花の伸長制御」。
いずれもこのストックが題材でした。
懐かしい草花が育っています。
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善行表彰

2014年01月09日 | 研究
先日、善行表彰など南部町の規定による表彰が行われました。
嬉しいことに今年もチームの南部町出身メンバーが該当となり
2年生4名、3年生1名が町長さんから賞状をいただきました。
なんと3年生は昨年に引き続き2度目の受賞です。
さらにすごかったのが今春卒業した3年生!
3年間、毎年もらい続けました。
これには理由があります。
数ある名農生の中には、もしかしたら早くから
研究活動に取り組みたいと思っている人がいるかもしれない。
もし希望者を募って1年生から研究させたらいったいどうなるのか。
3度もらった3年生は、そんなチームの実験に参加してくれたメンバーでした。
農業高校では1年生の科目「農業と環境」の中でプロジェクト学習を体験させ、
2年次から始まる科目「課題研究」につなげるようなカリキュラムが一般的です。
しかし中には指導者が研究指導の経験がないという理由から
1年次で十分なプロジェクト指導をしていない学校があるといいます。
逆に1年生の後半から班分けして早々と課題研究的内容に
移行して成果をあげている学校もあります。
全国には両極端の農業高校が存在するようです。
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