花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自由研究ネタにどうぞ!

2014年08月24日 | 学校
こちらはジャガイモの地上部、つまり茎葉です。
茎は地面からまっすぐ上に伸びています。
その茎から葉のついた枝がいくつも出てきますが
そのつき方を上から見ると、時計回りの螺旋状。
なんとジャガイモの目のつき方とまったく同じなのです。
このことからジャガイモの食べる部分は茎が
肥大したもの(塊茎)であることがわかります。
この他にも光に当たると緑に変色しますが、これも理由になります。
なぜならは葉緑素は葉茎にありますが根にはないからです。
夏はジャガイモの収穫期。
自由研究のネタに困ったらぜひ使ってみてください。
もっと高度なネタをお求めの方にはこちら。
ジャガイモの目は時計回りについていますが
測定すると目と目の開き(開度)が137.5度になるそうです。
これはヒマワリの種やパイナップルの実、松ぼっくりも同じで
フィボナッチ数列で説明できるそうです。
またこの数値は黄金比でもあるそうなので
数学が得意な人はぜひ勉強してみてください。
さて名農主催の食と科学のコンテスト「アグリチャレンジ」の
締切は9月下旬です。ふるってご応募ください。
なお募集の詳細は本校ホームページをご覧下さい!


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ジャガイモは根か茎か?

2014年08月24日 | 学校
これはアローワという名前のジャガイモ。
メイクイーンのように煮くずれしないので煮物向きの品種です。
さて農業高校ではよくジャガイモが根なのか茎なのかを考えさせます。
みなさんはおわかりですか?理由のひとつをご紹介します。
ジャガイモには「へそ」のようにへこんだところがいくつかあります!
これを目といいます。目の中には芽が複数ついています。
ジャガイモをよく見ると、このように
この目が片方に密集してついていることがわかります。
この写真では上部のに多く、下部にはほとんどありません。
ジャガイモは茎からストロンという細いツルでつながっています。
実は目が密集していない方が茎につながっていた側になります。
ここで注目すべきは目の配置です。
最上部の目から矢印のように、ぐるりと時計回りの螺旋状についてます。
ぜひジャガイモがあったらお確かめください。
これを頭に入れて次の写真をご覧ください。
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