したたかな戦略？

チームの温室前に咲いているツユクサ。
よく似た花にムラサキツユクサという植物があります！
ツユクサに比べるととても大きな花ですが園芸種。
野に咲くツユクサとは同じツユクサ科ですが属が違います。
ツユクサは英語ではDayflowerといいます。
朝咲いた花が昼にはしぼむからだそうです。
でもみなさんはしぼんだ姿を見たことがありますか。
雄しべがぐるぐる巻きになっています。
これは開花時に虫が来て受粉成功していればよいのですが
もしだめだった場合、雄しべがぐるぐるになって
雌しべにとりつき、何とか力尽くで受粉しようとするツユクサの知恵です。
本来ならば遺伝的多様性を確保するため、自家受粉は避けたい植物。
でも虫来てくれなかったらどうでしょう。
子孫を残すという本来の目的が達成できません。
だから最終手段として自分の力で巻き付くのです。
野の花のしたたかな戦略を感じます。

キュウリの馬とナスの牛

お盆になるとよくこのようなキュウリとナスの置物を見ます！
キュウリは馬、ナスは牛をあらわしています。
なぜならお盆になるとご先祖様はキュウリの馬に乗り
急いでやってきて、帰りはナスの牛に乗って
ゆっくり帰るといわれているからです。
これは日本全国で行われている風習ですが
おじいさんやおばあさんと一緒に住むことなくなった今、
おそらく見たことも作ったこともない
若い人が増えていると思われます。
以前、こんな話をしていたらやはり若い先生でしたが
今まで一度も見たことがないと話していました。
でも理由を聞いて納得。
その方は日本人ですがクリスチャン。
家庭科を担当されているのですが
お盆を始め日本古来の風習を体験したことが少なく
家庭生活を指導する上で少し困っていました。
しかしその方は当時、このような地域の文化や風習を教えていた
私たちの学校設定科目を自ら進んで受講されたのです。
生徒と一緒に１年間、びっしりノートをとられていましたが
そのやる気に驚かされました。
失われていく地域の文化を残していきたいものです。

凛と立つ青い夏！

8月に入って毎日のように晴天となり
暑い夏が続いています！
35℃近い高温にも襲われ、
北国青森らしさがまったくありません。
そんな今年の南部町もいよいよお盆となりました。
昔からお盆が過ぎると不思議に気温の上昇もおさまり
気がつくと少し涼しい秋風が吹いてきます。
猛暑となっている今年ですが
青森はあと10日で2学期が始まります。
残暑が厳しいと授業になりません。
お盆明けの秋風に期待したいものです。