花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

青森ベース?

2016年08月19日 | 研究
ここは青森市にある青森ベース!
米軍三沢基地の三沢ベースや所さんの世田谷ベースではありません。
何の基地かといえば、青森唯一のヤマト運輸集荷・仕分け場なのです。
先週、チームの2年生がこの青森ベースを見学させていただきました。
宅急便はチームもポリフェノール分析を依頼する際、よく使います。
特に今年は1学期だけで5回以上も利用しています。
ところがいつも集荷受付しか知らず
奥がどうなっているのかまったくわかりませんでした。
今回、特別に中に入れてもらいましたが
それはそれは大きなベルトコンベアー式の仕分けシステムで
次々と荷物が仕分けられていました。
もちろん青森ベースならではの大型装置ですが
仕分けはほとんどがコンピュータで自動でおこなわれており
初めて見学したメンバーはみなびっくりしていました。
現在、ヤマト運輸さんの指導で経営について勉強しているチーム。
来月は名農に来校され、指導してくださることになりました。
チームは今、貴重な経験をしています。
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美味しいトマトはどっちだ!!

2016年08月19日 | 研究
1年生のフローラJr.の女子が取り組んでいるトマト研究。
その一部をご紹介します!
トマトの房が並んでいますが、ずいぶん大きさが違います。
実は栽培方法が違うのです。
小さい方はプランターで育てた昔ながらの栽培法。
右の大きい方は水耕装置で育てたものです。
水耕栽培で育てると水をたくさん吸って
こんなにも大きく育つことに1年生もびっくりしています。
さぞかし美味しいのだろうと思って試食したら
これまたびっくりしています。
なぜなら薄味であまり美味しくないのです。
理由は簡単、水分をたっぷり吸っているため
トマトならではの美味しい果汁が薄まっているからです。
それに比べ土で栽培したトマトは
この暑さもあり半分しなびた状態。
したがって口に入れると濃くて甘い味が楽しめるのです。
そもそもトマトは雨の多くない北米アンデス地方原産の植物。
茎にたくさん生えている毛は朝露など空気中の水分を集める知恵なのです。
ところが近年、良いのか悪いのか水耕栽培で作られるトマトが増え
昔に比べて薄味のトマトが普通になっています。
トマトってこんなにも甘くて美味しいものかと
あらためて実感したジュニアでした。
しかしこれでは研究になりません。
彼女たちはそんな水耕栽培でも美味しいトマトにする研究を行いました。
結果は大成功。従来の水耕栽培よりもずっと味の濃いトマトができました。
種明かしは後日。どうぞお楽しみに。
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