伝統食
2016年11月05日 | 食
久しぶりに懐かしいものを発見しました。
これはご存知、南部せんべいですが
ずいぶん分厚いとは思いませんか?
実はこの南部せんべい、真ん中に赤飯が入っています。
というか赤飯を両側から南部せんべいで挟んでいるのです!
昔、青森県南部地方は冷害のためお米がとれず
麦やそば、アワ、ヒエ、豆など寒さに強い雑穀を栽培していました。
そんな地域なので全国どこでもせんべいといえばお米で作るものですが
南部せんべいだけは小麦が原材料なのです。
もちろんお米も栽培していましたが、これは神様に供える貴重な食材。
したがって普段は食べることができず、
南部せんべいのような雑穀を食べていたのです。
そういうことから考えると貴重な赤飯を南部せんべいで包んだ食べ物は
冷害に苦しんだ先人たちが当時、食べていた伝統食とは考えられません。
おそらく米の耐冷性品種が開発され、
ある程度栽培できるようになってから生まれた
比較的新しい伝統食のアイデアだと思われます。
せんべいを容器としてとらえ
農作業の途中で食べることができるよう考えた携行食。
見つけたらぜひ食べてみてください。
これはご存知、南部せんべいですが
ずいぶん分厚いとは思いませんか?
実はこの南部せんべい、真ん中に赤飯が入っています。
というか赤飯を両側から南部せんべいで挟んでいるのです!
昔、青森県南部地方は冷害のためお米がとれず
麦やそば、アワ、ヒエ、豆など寒さに強い雑穀を栽培していました。
そんな地域なので全国どこでもせんべいといえばお米で作るものですが
南部せんべいだけは小麦が原材料なのです。
もちろんお米も栽培していましたが、これは神様に供える貴重な食材。
したがって普段は食べることができず、
南部せんべいのような雑穀を食べていたのです。
そういうことから考えると貴重な赤飯を南部せんべいで包んだ食べ物は
冷害に苦しんだ先人たちが当時、食べていた伝統食とは考えられません。
おそらく米の耐冷性品種が開発され、
ある程度栽培できるようになってから生まれた
比較的新しい伝統食のアイデアだと思われます。
せんべいを容器としてとらえ
農作業の途中で食べることができるよう考えた携行食。
見つけたらぜひ食べてみてください。