花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

伝統食

2016年11月05日 | 
久しぶりに懐かしいものを発見しました。
これはご存知、南部せんべいですが
ずいぶん分厚いとは思いませんか?
実はこの南部せんべい、真ん中に赤飯が入っています。
というか赤飯を両側から南部せんべいで挟んでいるのです!
昔、青森県南部地方は冷害のためお米がとれず
麦やそば、アワ、ヒエ、豆など寒さに強い雑穀を栽培していました。
そんな地域なので全国どこでもせんべいといえばお米で作るものですが
南部せんべいだけは小麦が原材料なのです。
もちろんお米も栽培していましたが、これは神様に供える貴重な食材。
したがって普段は食べることができず、
南部せんべいのような雑穀を食べていたのです。
そういうことから考えると貴重な赤飯を南部せんべいで包んだ食べ物は
冷害に苦しんだ先人たちが当時、食べていた伝統食とは考えられません。
おそらく米の耐冷性品種が開発され、
ある程度栽培できるようになってから生まれた
比較的新しい伝統食のアイデアだと思われます。
せんべいを容器としてとらえ
農作業の途中で食べることができるよう考えた携行食。
見つけたらぜひ食べてみてください。
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コラボ商品がぞくぞく登場!

2016年11月05日 | 
先日、青森県の農業高校とコンビニ店が協同して
新しいパンが限定販売されました!
またこれまた農業高校と地域の方々が協力して作った
ドーナツもいただきました。
いずれも農高生がアイデアを出した力作で
機会があったらぜひみなさんにも食べてもらいたいと思います!
このところ、このようなコンビニ店などと連携した
商品開発の取り組みが全国で盛んに行われています。
チームフローラフォトニクスも
どこかと組まないのかと勧められる時もありますが、いつも答えはNo!
なぜならコンビニ店との連携は貴重な勉強の機会ではありますが
学校側に経済的利益がありません。
農業高校は自分たちで食材と加工施設などを持っているので
企業にアイデアを提供するのではなく
実際に自分たちで商品を開発できる力を持っています。
またそのような商業的な授業も行っています。
開発するのは自力で、そして自らお金を動かすからこそ面白い。
ベンチャー企業を目指していたチーム初代の志が今も生きているチームは
自らの力で取り組み、学ぶことをいまも大切にしているからです。
とはいっても農業高校生が考えた商品はとても面白いので
このようにいつもちゃんと食べて応援しています。
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