花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ゆらぎのリズム?

2017年01月10日 | 研究
みなさん、この装置を見たことがありますか?
おそらく知っている人はそう多くないと思います。
これはAkariというメーカーの1/fゆらぎ発生装置です。
とはいってもゆらゆら揺れるマッサージ機のようなものではありません!
この装置にはコンセントを挿しこむところがあり
そこに電球のコードを入れるとなんとロウソクのように
電球が明るくなったり暗くなったり不規則に変化するのです。
このような自然な揺れを「1/fゆらぎ」といい
風や小川の流れなどいろいろなところに見ることができます。
確か1/fのゆらぎリズムで風の強弱を不規則に変化させる
扇風機がだいぶ前から市販されているはずです。
いったいこれを何に使うのでしょう。
本来は電球をロウソクのような灯りに変化させ
よりリラックスできる癒し空間を作るのが目的ですが
チームの目的はキノコの栽培。
ゆらゆらした木漏れ日を再現するためです。
ところでみなさん、この装置で使っている電球は
どんなものかわかりますか。
実は懐かしのまん丸い小さな白熱電球。
なんとLED電球はこのゆらゆら電流に対応できないようです。
そのためでしょうか、今はこの装置は販売されていません。
冬休みですが新旧入り交じった研究が1年生によって続けられています。
コメント

すべらない話?

2017年01月10日 | 学校
名農のグラウンドから見た夕空です。
ブルーモーメントを写そうと思ったのですが
少し黒みがかったブルーブラックになってしまいました。
さて極地研究所と協同で観測するブルーモーメント!
先日、観測船しらせの隊員が
南極で成人式をしたという記事を拝見しました。
現在、北極は極夜ですが南極は白夜。
紹介された写真も明るい写真でした。
したがってブルーモーメントが出現するのは
白夜が終わる2月頃ではないかと考えています。
したがってこちらももう少したら
本格的な観測をしなければならないと思ってます。
昨年、チームが観測隊長とお話をした際、
面白いことをおっしゃっていました。
観測船しらせで昭和基地に向かった観測隊員は
夏の間だけ観測して、白夜の終わるころに日本に帰還するメンバーと
そのまま残って冬を乗り越える越冬隊のメンバーがいるというのです。
面白いのはその名で、夏の間に帰るメンバーを「日帰り組」、
越冬隊員は「泊まり組」と呼ぶというのです。
なぜなら夏だけ観測するメンバーは白夜なので日が沈まず
何日いても日帰りになるからそうです。
南極は氷だらけですべりそうなものですが
極地ながらの面白い話でした。


コメント