花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

太い足はお好きですか?

2017年01月16日 | 研究
1年生のフローラジュニアが取り組んでいるナメコ栽培。
ちょっと面白いデータが出てきました。
左の2本は普通に光を照射して発生を促したものですが
右のナメコはなんと光の代わりに電気を使ったものです。
明らかに軸と呼ばれる足の部分が太いとは思いませんか。
何十本測定してもこの特徴は変わりませんでした!
キノコの発生を促すのは低温や物理的刺激などいろいろありますが
電気もそのひとつであることが分かっています。
昔から雷あとにはきのこが生えるといわれているからです。
雷のように何万ボルトもの強い電気が流れた場合、
おそらく菌糸が切れて、培地を引っ掻いたり叩いたりした
物理的刺激と同じ原理で発生が促されるとチームは考えています。
そうするとなぜ足である軸が太くなるのか。
これはまだ理屈がつきません。
そんな誰も知らないことを推理して試して突き止めていく。
これが研究の醍醐味です。
コメント

iPad博物館?

2017年01月16日 | 研究
チームフローラフォトニクス所蔵のiPadです。
すべて副賞として頂いたものですが右の端が最も古いタイプです。
なんと2010年の秋に食用菊のポリフェノールを
光によって高める技術を発表して頂きました。
みなさんはiPadがいつできたか覚えていますか!
初代iPadが誕生したのは2010年1月。
今はなきスティーブジョブズのプレゼンは今も記憶にあります。
2世代目となるiPad2が発表されたのが
東日本大震災直前の2011年3月ですから
チームが最初に頂いたiPadはなんと記念すべき初代機なのです。
その証拠に今では当たり前のリアカメラがありません。
それから数年おきにiPadを運良く頂き、
今、チームには第4世代に当たる2012年のiPad mini、
第5世代である2013年発表のiPad Airが揃っています。
ここ数年は頂く機会はありませんが、
iPadは現在、Air2、mimi3 まで進化しているようです。
さてチームはこのiPadを何に使っているでしょう。
答えはポスター発表での写真提示。
紙面に限りのあるポスターでは写真数もおのずと限定されてしまいます。
しかしiPadを持っているといくらでも写真や動画を見せて説明できます。
今では当たり前のようにみなさんしていますが
ポスター発表に取り入れたのは
日本においておそらくチームがかなり早い例だと自負しています。
事実、2011年の学会発表で初めて用いた際、
多くの研究者がその使い方に驚いていたくらいですから。
今年1月、フローラジュニアが行ったポスター発表でもiPadは大活躍。
1年生の発表をサポートしてくれました。
コメント