花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

県立戦隊 Mac5

2017年01月18日 | 研究
チームフローラフォトニクスの3年生5名が
机のコンピュータに向かって何やら作業をしています。
農業高校生は課題研究という授業の中で取り組む
自ら設定した農業の課題解決活動を通して学習を深めていきます。
この学習をプロジェクト学習といい、名久井農業高校では
2〜3年生それぞれ4単位設定しています。
名農がさまざまな研究活動で成果をあげているのは
このプロジェクト学習に特化した教育をしているからです。
取り組んだ研究活動は最後はまとめる必要があります。
名農には「研究集録」という冊子があり
すべての3年生が2年間のプロジェクト活動の成果を掲載します。
このようにチームの3年生がコンピュータに向かっているのは
その原稿作りに取り組んでいるからです!
この姿にチームフローラの大きな特長が見えます。
なぜなら一人1台のコンピュータ、つまり共同研究ではなく
一人一研究であることがわかりるからです。
誰もを主役にするこのシステムこそチームの原動力。
頼れる人がなく大変ですが、確実に力をつけています。
さて面白いのは5人のコンピュータにリンゴのマークがついていること。
いずれもMacコンピュータで、まるでMac主催のパソコン教室のようです。
Macは画面がものすごくきれいでキーボードに向かうのが楽しくなります。
どうせやるなら最高のシステムで。
こんな思いもチームの特長かもしれません。
卒業まで1ヶ月、Macを操る5名が原稿作りに励んでいます。
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お兄さん、トレンディだね?

2017年01月18日 | 園芸科学科
名久井農業高校園芸科学科の温室で
育ててもらっているチームのクリスマスローズ。
今年は鉢替えもしなかったので
根づまりを起こしたのかなかなか咲いてくれません。
ちょっと心配していたところ、
ご覧のとおり、ピンクのつぼみをつけた株をひとつ発見しました。
会いたい人にやっと巡り会えたようで嬉しいものです。
10年以上前になりますが、
クリスマスローズが爆発的ブームになりました。
珍しい花色やパーティードレスと称される八重咲きのものは
1鉢数万円の高値で取引されたものです!
しかしそんなブームも何年もたたずに終息し
今ではほとんど話題にならなくなりました。
花産業はトレンド。今大流行していても
もうプロは時代を呼んで次の花に動いていると
草花の教科書に書かれていますが、まさにその通りになりました。
チームは2009年、初代の5人の男子メンバーが育て始めました。
当時はまだクリスマスローズが流行していた頃。
チームフローラフォトニクスはトレンドを追って儲けに走ったかと
思われた方もいるかもしれませんがそれは大間違い。
面白い花色を作り出そうと育種に取り組んだり
開花までの年数の短縮技術を模索しようとしたのです。
しかし残念ながらこの計画は成就しませんでした。
今もその名残の花を見ると当時が思い出されます。
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