花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

八甲田超え!

2018年09月25日 | 研究
山が見えますが、名久井岳ではありません。
ここはご存知「八甲田山」。
先日、チームは青森市に行くため
八甲田山を越えるルートを選びました。
その際、時間調整で休憩所に立ち寄った時の様子です。
八甲田山といえば映画にもなった「八甲田雪中行軍遭難事件」が有名。
終戦前、冬の八甲田山で訓練していた部隊が
寒さのためほとんどの方が亡くなったという悲惨な事件です。
事件はこの休憩所の近くで起こりました。
したがってそばに慰霊碑が立っています。
さてなぜチームは青森市を目指したのでしょうか。
実はこの日、世界大会準グランプリを受賞したことを
青森県知事と教育長さんに報告するため県庁に行く必要があったのです。
県庁訪問の様子はテレビニュースでも紹介されたので
ご覧になった方がいるかもしれません。
冬は積雪5m近い雪のため通行止めになるこのルート。
山はすっかり秋でした。
10月になったら紅葉観光が本格化します。
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ソルジャーからインキュベーターへ!

2018年09月25日 | 環境システム科
チームは今、2年生の研究を全面的に支援しています。
このシャーレも研究の一部。
一定の温度にして容器内の変化を観察しています。
さてこのシャーレが入っている装置を恒温器といいます。
研究するのに欠かせない機器なので
名久井農業高校にはいろいろなところに設置されているはずです。
これは生物工学実験室にある大型冷蔵庫ぐらいの大きな恒温器。
実験機器は店頭では売っていないのでいくらするか考えたこともないはず。
そこでよくメンバーにはときどき価格当てクイズを出しては遊んでいます。
ではこの大型恒温器の価格はいくらでしょう。
答えは100万円オーバー。需要が少ないのでとんでもなく高額です。
こんな機器を自由に使いこなせる名農生はとても幸せだと思います。
ではこの恒温器を英語でなんというでしょう。
いろいろな言い方がありますが、一般的には 「incubator 」。
インキュベータとは孵卵器のことで保温器と訳す場合もあります。
確かに卵をかえす時は、一定の温度で温める必要があるからです。
でも最近、インキュベータを別な意味で扱うことがあります。
それは新しい事業への取り組みを支援する人。
つまり起業する若者を支援する人たちをよくインキュベータというのです。
胸にある小さなアイデアを孵化させて実現するのですからまさに孵卵器です。
チームフローラフォトニクスは今年で解散となりますが
今、2年生の研究への思いを実現させようと支援しています。
自分を育てるため対外試合に好んで参加することから
戦う植物研究集団と呼ばれたチームフローラ。
今、研究最前線で戦う戦士から
インキュベータとしての役割に立ち位置を変えつつあります。
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