花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

冬が来る前に

2018年09月20日 | 研究
温室前で洗っているのは大樽。
水研究で使ったそれはそれは大きな鉢です。
中には本物の漬物樽もあります。
ストックホルムから帰国後、
チームは4時間かけて大型水耕温室と屋外に設置していた
大樽をすっかりきれいに片付けました。
これで一段落ですが、ファイナルフローラにはまだやることがあります。
実はチームが10年前の結成時からずっと使わせてもらっている
この馴化温室ですが、ここも本来は生物工学の学習で使う温室。
したがって来春、解散する予定のチームフローラはこの温室から撤退し
生物生産科の生物工学研究班にお返しする必要があるのです。
温室の中には10年間の活動でたまった
部外者にはゴミのように見えるたくさんの研究資材が入っています。
これを片付けるにはそう簡単ではありませんが
霜が降りる前にやらなくてはなりません。
国際大会で活躍したTEAM JAPANの次なる目標は終活です。
さて本日、チームフローラは知事と教育長に
国際大会の成果を報告するため県庁に出向きます。
もちろんメンバー5人揃ってです。
コメント

Road to Stockholm

2018年09月20日 | 研究
先日、温室の大掃除をしたところ
出てきたのがこのピンク色の6冊の記録簿。
これは春からチームのメンバーが水質分析をしては記入したもの。
平均して一人2つぐらいの項目を測定するのですが
測定すべき水槽は全部で18個もあります。
1回の分析に10分かかったとしても
それだけで180分、3時間にもなります。
それを1週間に2回行うのですが
考査もあります。高校総体もあります。
想像しただけでいかに過酷な分析作業をしてきたかがわかります。
気のせいかページを開くと
水槽のような薬品のような匂いがします。
しかしこれがストックホルムでの成果に結びついたのですから
この6冊の記録簿はチームの宝物です。
コメント