久しぶりに出てきたガラスの小瓶。
中には白い粉を包んだ薬包紙が入っています。
チームフローラフォトニクスが活動を始めた頃の数年間、
この薬剤にはとてもお世話になりました。名前はブラシナゾールといい、
植物ホルモンであるブラシノステロイドの生成を阻害する薬剤です。
植物ホルモンにはオーキシンやジベレリンなどいろいろありますが
このブラシノステロイドは比較的最近発見されたもので
その詳しい仕組みや効果がわかりませんでした。
日本の理化学研究所はその解明のため、この薬剤を開発したのです。
単純に考えるとブラシノステロイドを植物に散布すれば済むはずですが
あまりにも少量しか作られないのでそれは無理でした。
そこで理研が考えたのはブラシノステロイドがないと、
植物にどのような現象が起きるかを観察することで
その効果を知るという逆転の発想。これにはさすがと感動しました。
このブラシナゾールはそのために作られたもので
まだ市販されていないため、当時1g作るのに500万円かかるといわれました。
その高価な薬剤をTEAM FLORA PHOTONICS なんと3g以上も持っていました。
もちろん理研から提供されたもので、当時は実験しては報告していたものです。
この薬剤を散布された植物は面白いことに、薄暗いところで栽培しても徒長しないのです。
まるで光を感じているかのようです。
チームはこの現象を逆手にとって、植物の日長反応を狂わし
開花時期をコントロールしたり、暗い室内でも花壇の花を咲かせることに成功しました。
さらに環境の悪い場所でも増収させたり、
問題となっている硝酸態窒素含有量を減らせることも立証しました。
今は市販されるようになりましたが1gでまだ200万円もするようです。
高額な怪しい白い粉。間違った情報が流れたら
おまわりさんに逮捕されちゃいそうです。
中には白い粉を包んだ薬包紙が入っています。
チームフローラフォトニクスが活動を始めた頃の数年間、
この薬剤にはとてもお世話になりました。名前はブラシナゾールといい、
植物ホルモンであるブラシノステロイドの生成を阻害する薬剤です。
植物ホルモンにはオーキシンやジベレリンなどいろいろありますが
このブラシノステロイドは比較的最近発見されたもので
その詳しい仕組みや効果がわかりませんでした。
日本の理化学研究所はその解明のため、この薬剤を開発したのです。
単純に考えるとブラシノステロイドを植物に散布すれば済むはずですが
あまりにも少量しか作られないのでそれは無理でした。
そこで理研が考えたのはブラシノステロイドがないと、
植物にどのような現象が起きるかを観察することで
その効果を知るという逆転の発想。これにはさすがと感動しました。
このブラシナゾールはそのために作られたもので
まだ市販されていないため、当時1g作るのに500万円かかるといわれました。
その高価な薬剤をTEAM FLORA PHOTONICS なんと3g以上も持っていました。
もちろん理研から提供されたもので、当時は実験しては報告していたものです。
この薬剤を散布された植物は面白いことに、薄暗いところで栽培しても徒長しないのです。
まるで光を感じているかのようです。
チームはこの現象を逆手にとって、植物の日長反応を狂わし
開花時期をコントロールしたり、暗い室内でも花壇の花を咲かせることに成功しました。
さらに環境の悪い場所でも増収させたり、
問題となっている硝酸態窒素含有量を減らせることも立証しました。
今は市販されるようになりましたが1gでまだ200万円もするようです。
高額な怪しい白い粉。間違った情報が流れたら
おまわりさんに逮捕されちゃいそうです。