花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Standing ovation

2019年02月24日 | 研究
5枚の手書きの作文があります。
これは課題研究の最後の提出物である感想文。
フローラでの活動を振り返って思うところを書いてもらったものです。
かつては卒業論文と称して一人30枚程度の研究論文を
毎年、卒業時に提出してもらっていましたが
今年の3年生はいろいろなところで成果をまとめたり
さまざなところで発表しているので、いまさら論文を出してもらっても
書く方も読む方もモチベーションがわきません。
さらに参考にするフローラの後輩ももういません。
そこで異例の感想文ということになったのです。
文章の中にはいろいろな思い出やその時の気持ちがかかれており
どれも心に残りましたが、中でもフローラの活動が
学校生活を続けるうえで支えになったという言葉が目に飛び込んできました。
世界大会で活躍した彼ですが、どうやら2年時にいろいろ悩み、
学校をやめようかということまで考えていたようです。
しかしフローラの活動が楽しく、その結果学校に留まったというのです。
さらに活動を通して新たな目標を再設定でき
気がついたら卒業間近の今になっていたという内容でした。
中途半端な努力しかしていないのに、自分は力がないから無理だと勝手に決めつけ
課題に真剣に向かわないことが多かったかつての名農生。
研究活動を通して、勉強でも遊びでもこれ以上できないぐらい本気で取り組むと
なんだって面白くなるし、結果や自信というおまけだってついてくる。
そんなことを感じてもらいたいとフローラを立ち上げて10年。
まさか学校生活からのリタイヤを防いでいたとは思ってもみませんでした。
花の女神フローラに支えられ、もう一度奮い立った彼の強い心に拍手です。
そんな彼もまもなく卒業。
卒業生代表として行う答辞でどんなことを話してくれるか楽しみです。
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春霞

2019年02月24日 | 学校
この日、南部町から眺める名久井岳は
このようにうっすらしか見えませんでした。
どうやら大気に水分をたくさん含んでいるようです。
さてこのような状態を気象用語では「霧」(きり)とか
「靄」(もや)といいます。
どちらも同じような現象ですが視界1km以内のものを霧、
1km〜10kmのものを靄と区別しています。
つまり近いものしか見えないのが霧、
遠くまで見えるのが靄と考えていいようです。
この状態は近景は見えるので靄と思うのですが
専門家ではないのでちょっと不安です。
そんな時に使えるのが「霞」(かすみ)。
気象用語ではないのでどっちも含めて使えそうです。
霞は春の季語。春が近づいています。

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