花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

春を呼べ

2024年02月11日 | 学校
青森県南部地方に古くから伝わる郷土芸能「えんぶり」。
稲作の一連の作業を舞うもので、
昔は各町や村で行われていましたが、最近は高齢化。
存続できなく消えてしまった地域もあるようです。
本来は旧正月に行いますが、最近は違っています。
八戸市の今年のえんぶりは2月17日(土)から20日(火)まで。
旧暦の1月8日から11日に当たります。
また名久井農業高校のある南部町は2月10日(土)から本日11日(日)まで。
こちらは旧暦のお正月1月1日、2日です。
おそらくえんぶりを舞う子供たちが参加したり
観光客が来やすい曜日に設定されているからだと思われます。
さてFLORA HUNTERSのある男子メンバーは、そんな貴重なえんぶりの演者。
研究活動しながら地元で練習に励んできたそうです。
昨日と今日はそんな彼の晴れ舞台。
あいにく今朝は10cmほど雪がつもりましたが
南部地方とTEAM FLORAのもとに春を呼び込んでくれるでしょう。
コメント

クジ運

2024年02月11日 | 研究
3日と4日に東京で開催された環境系の活動発表会の様子を紹介しています。
会場となったのは国連大学。FLORAは受付後、
大きな会議室で交流会に臨みました。
次はいよいよ明日行われる発表会のリハーサルです。
発表順は受付時でのクジですでに決定しています。
クジを引いたのは今回マイクの前に立たない2年生。
つまりこのクジでいい順番を引くのが彼に与えられたミッションです。
するとどうでしょう。なんとクジ運がいいのか悪いのか16校中13番目。
1校10分なのでFLORAが発表するのは開始後2時間以上もあとになります。
オーディエンスの集中力ってそんなに続くものではないので、
なんとかしなければならないとみんなちょっと危機感を覚えたようです。
さて交流会後、彼らが「思ったより小さい」と話しています。
どうやら会議室が発表会場だと思い込んでいるようです。
そんな時、リハーサル会場に移動しましょうとのアナウンス。
ここじゃないんかい!といいながら案内の方についくと
ご覧のようなエスカレーターが現れびっくり。まるでコンサート会場です。
昔のFLORAならビビるのですが、お祭り好きの今年のメンバーは
ますますモチベーションが上がりました。
コメント

温暖化を逆手に

2024年02月11日 | 研究
昨年の秋、本拠地である馴化温室脇の大鉢に
イチジクの苗木を植えたFLORA HUNTERS AQUA。
いつもの面白半分の愉快犯ですが、新しいプロジェクトでもあります。
青森県南部町は自他ともに認めるフルーツの里。
バナナとパイナップルとミカン以外はなんでもとれるというのが
よく耳にする南部町のキャッチフレーズです。
しかし経済栽培となるとやはり限られてきます。
なかでも温暖な地域の果物であるイチジクの北限は秋田といわれ、
まだ本格的なイチジク畑は青森県にはありません。
温暖化でリンゴの着色が悪くなり、困っている農家。
そこで温暖化を逆手にとってフルーツの里の新たな目玉にしようと
イチジク栽培に挑戦したというわけです。
問題は冬の低温と雪。今年は暖冬ということもあり
なんとか越冬しています。気になるのはこれから降る重い春の雪。
まさ昨日、ご覧のように降りましたが
積雪量が少ないので、なんとか乗り切ってくれるはずです。
秋の初物を目指して可愛がりたいと思います。
コメント