花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

年度末ジャンボ宝くじ

2024年02月14日 | 研究
2月3日と4日、FLORA HUNTERSとJr.は東京にいました。
環境系の発表会に東北代表として出場したからです。
その様子は、現在ご紹介していますが、とりあえず任務完了です。
今月下旬にビジネス系の発表会がありますが、
こちらは賞レースではなくお披露目会なので
今年度のコンペは先週をもって終了ということになります。
しかしFLORA、実はまだ3つの大会の宝くじをもっているのです。
ひとつは3月にウェブ上で結果発表。こちらは発表などはありません。
各自が遊びのようにあるもののアイデアを応募したものです。
もうひとつは水草液肥プロジェクトと富栄養化池沼の濃縮という
2つの研究について、それぞれのグループがエントリーしています。
こちらも3月中に結果発表。入賞すると来年度にオンライン発表があるようです。
そして最後もエコ活動の研究成果を応募したもの。
こちらはFLORAの2年生と1年生ふたりが組んで応募しました。
2人とも同じ部活動の先輩後輩。息はぴったりです。
結果は3月上旬ですが、これに選ばれると春休みですが、
3月30日に東京で行われるファイナル審査に進むことになります。
まさに年度末ジャンボ宝くじ。みんなドキドキしながら待機することになります。
節水研究が一段落したら、次々と他の研究チームが台頭しています。
層の厚さはFLORAの流儀である「一人一研究」がなせる技です。
明日から名農は学年末考査。活動はしばらく休止となりました。
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みんなは一人のために

2024年02月14日 | 環境システム科
今月初め、東京で開催された環境系の活動発表会に
東北代表として出場したFLORAの様子をご紹介しています。
1日目は交流会、2日目はいよいよ発表会です。
これはホテルから地下鉄で表参道まで移動し、
そこから会場まで歩いて向かう姿です。
この日は朝から小雨模様。誰も予想していなかったので
傘はありません。しかしさすほどの雨ではなかったので助かりました。
歩いて向かう先に見えるのは青山学院大学。
箱根駅伝優勝の横断幕が掲げられていました。
会場である国連大学はその真正面。
つまり青山通りを挟んで2つの大きな建物があるのです。
歩くこと5分。やっとたどり着いたら、あるメンバーが何やら騒いでいます。
どうやらホテルに忘れ物をしたようです。
何を忘れたか聞いてみると、一生懸命準備して持ってきたミスト装置。
ミスト実演は今回の目玉なのを知っている彼は大慌てです。
そんなことでステージ上がらない仲間3名がホテルに戻ることになりました。
幸いホテルは近く、約30分で忘れ物を回収し、発表会が始まる前に
無事戻ってきました。そんな仲間に彼は申し訳なさそうに頭を下げていました。
トラブルに対応できたのは、全メンバーで参加したから。
仲間のミスをみんなでカバーするTEAM FLORAです。
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2代目の代名詞

2024年02月14日 | 環境システム科
こちらも2代目です。FLORAは毎年、新聞やテレビ取材を受けていますが
この2代目ほどマスコミの注目を浴びたメンバーはいません。
それが2015年、初代と一緒に提案した「雪国向きLED信号機」。
LED信号機は節電になりますが、発熱しないため積もった雪が溶けず
雪国では見えずらく、問題になっていました。
解決方法はお巡りさんたちによる長いブラシでの雪下ろし。
これでは労力がかかりすぎます。そこで2代目はヨーグルトの蓋裏に
施されている凸凹のシートで着雪を抑制するアイデア。
ハスの葉のロータス効果を応用しようというものでした。
その結果、共感された京都大学と協働研究が始まりました。
これは京大の大学院生の方が指導してくださっているところ。
3Dプリンタを使っていろいろな形状の突起を作り試しましたが、
北国の雪は湿っていたり、乾燥していたりいろいろ。
なかなか効果が上がらないうちに2代目は卒業してしまいます。
後を引き継いだ環境システム科特設研究チーム「チームRED SIGNALS」が
その後、数年間継続。最後は弱電で温める技術に発展し研究を終えています。
全国のテレビ取材を受け、青森県警でも発表するなど注目度は抜群。
それだけに消化不良で終わった感が強く、今でも悔いが残ります。
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