花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

期待の星

2024年02月25日 | 研究
こちらは2021年のFLORAです。
園芸科学科から環境システム科に移籍して8年。
名前をTEAM FLORA PHOTONICSから
FLORA HUNTERSに変え、再出発していました。
彼女たちが取り組んでいるのは乾燥地の塩類集積を抑制する
キャピラリーバリアという技術の開発。
地下から上昇してくる厄介者の塩水を逆に利用して
塩害を防ぐユニークなアイデアでした。
彼女たちは2022年に青少年の水の国際大会に日本代表として出場し
世界にこのアイデアをアピールしました。
世界一こそ受賞できませんでしたが、
この大会を通じて大きく成長したのは間違いありません。
そんな彼女をそばで見てきたのが当時中学生の妹さん。
姉が家で練習する際にいろいろ応援してくれたそうです。
そんな妹さん、姉のように研究活動をしたいと名農に進学。
そして今年、Jr.としてFLORAで活動し、ミスト栽培成功に貢献しました。
その結果、来年度開催される発表会や表彰式にすでに招かれています。
このようにFLORAにとって兄弟、姉妹は期待の星なのです。
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化学反応

2024年02月25日 | 研究
これは2015年のTEAM FLORA PHOTONICS。
女子2名、男子1名がホテルで発表練習をしています。
この3名のうち、男子とPCを操作している女子が3年生。
つまり環境システム科の1回生です。
立って発表しているのは2回生の2年生。
一般的に課題研究は2年と3年の実施日が違ううえに
研究テーマも異なるため接点はありません。
しかしこの年、FLORAは同学年の横ではなく、
先輩後輩の斜めの関係でチームを作ったらどうなるかという
教育実験をさまざま行っていました。
これは京都大学で開催された発表会に出場した時のものです。
2年生の特技は、どんなシチュエーションでもまったく緊張しないこと。
そして発表中、原稿を噛むことがほぼないことです。
そんな彼女を発表者に立てた3年生は、なんとグランプリを受賞。
それがあの話題を呼んだ「雪国向きLED信号機」のアイデアなのです。
さて現在、2年とJr.の女子が組んでコンクールにエントリー中ですが
選ばれると春休みに発表。FLORAにまた化学反応が起きるかもしれません。
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