なぜか校正依頼

先月、校正してほしいと原稿を渡されました。
それがこれ。名農創立80周年の記念誌ではありませんか。
名久井農業高校では11月16日（土）にたくさんのご来賓をお迎えし
全校生徒で記念式典を開催する予定ですが、
この記念誌はそのお祝いとして製作されるものです。
とはいってもその冊子に何の関係があるのだろうと思いながら
拝見してみてびっくり。後半がFLORA特集。
今まで国際大会に出場した際に製作してきた報告書を中心に
特集記事が掲載されているではありませんか。
一般的に周年行事は10年ごとに行われます。
その都度、記念誌が製作されますが、
毎回創立後からの数十年もの歩みを記載していては同じになります。
前回の記念誌との違いは直近の10年。
そこでこの10年をクローズアップすることが多いようです。
この10数年で最大の出来事は環境システム科の誕生。
学科誕生の翌年に環境システム科の研究班として生まれたFLORAは
今年で結成11年目。まさにこの10年はFLORAの歩みでもあります。
さらに10年で4度も国際大会に出場できたのは奇跡です。
そんなことで特集を組んでくれたのかもしれません。
結成時、想像もしなかった光栄な出来事。
FLORAのOBOGにも見てもらいたいものです。

覗き見

これが80周年記念誌。まだ未完成なので公開できませんが
校正の役得なのでちょっぴり覗いてみました。
大きな写真はFLORAが国際大会に出場した際に製作してきた報告書の表紙。
基本同じデザインですが、毎回少しずつ変化をつけています。
これは右が2018年、左が2020年。
いずれも特別賞、大賞を受賞した記念すべき年です。
下の記事は研究の内容やその意義などがまとめられていますが
驚くのは文字数。1500文字以上あるかもしれません。
読んで見ると内容に間違いはないのですが、
報告書に記載されている論文の要旨はこんなに長くありません。
どうやら編集を担当された先生は、この報告書を熟読され
各箇所の文章を引用しながら新しく作ったと思われます。
1冊だけなら良いのですが、これから発行する2024年版も
紹介されているではありませんか。つまり環境研究班だけでも4冊です。
さらに2012年の園芸科学科時代、最初に国際大会に出場した際に
製作した報告書まで親切に載せてくださっているので全部で5冊。
それはそれは大変なご苦労だったと思います。
もしかしたら編集されているうちに水関係の専門家になられたかもしれません。
このようにいろいろな方のご支援をいただいて活動しているFLORA。
あらためて感謝したいと思います。
神戸での発表会を終えたFLORA。
本日昼過ぎに三沢空港まで飛行機で帰ります。