思えば遠くへ来たもんだ

今日は青森県立名久井農業高等学校の80周年記念式典。
小規模校の名農は今週は短縮授業や準備日などを設定して
会場作りや環境整備などお客様をお迎えする準備に努めてきました。
とうとうその成果をご披露するというわけです。
さてこれは2010年のもの。2009年にすでに草花と光の関係の研究を始め
数々の受賞を続けていましたが、この年に当時使われていなかった馴化温室をゲット。
頑張りが認められ、本拠地として活用するお許しを頂いたのです。
そこで温室脇にTEAM FLORA PHOTONICSのサインボードを設置しました。
掲げているのは３年生になった園芸科学科の男子たち。
２年生も男女合わせて7名入り、総勢12名となっていました。
あれから16年。途中で学校の都合で園芸科学科の草花班から
環境システム科に移籍させられ、名前も環境研究班と正式名称も変更。
2021年からはFLORA HUNTERSとニックネームも変わり
研究内容も草花と光の関係から、途上国の水問題を扱うようになりました。
環境システム科の研究班となって今年で11年目。
振り返ってみると、水の国際大会に通算５度も出場できた喜びとともに
その引き換えに、農業高校の甲子園である農業クラブの大会には
内容が適さなくなり、出場できなくなってしまったことが挙げられます。
しかし16年間、FLORAは常に変化しながら前に進んできました。
絶え間なく動き、入れ替わりながらも全体として恒常性が保たれていることを
「動的平衡」といいますが、FLORAにぴったりの言葉だと思います。
80周年では記念誌とともにストックホルム青少年水大賞の報告書も公開されます。
またFLORAの30分オンステージも用意されました。
皆さんに感謝しながら、全員一丸となって無事に大役を果たしたいと思います！

オープニングアクト

いよいよ今日は80周年式典。
ご来賓やたくさんのOBの皆さんが来校され
お祝いしてくださることになっています。
そんなことで名農は一昨日から会場準備などで大忙しです。
なにせ前回の70周年に比べると生徒数は激減。
もちろん先生の数も減っています。
でも周年行事に関わる作業は減るわけではないため
名農は生徒も先生もバタバタです。
でも10年ぶりに祝ってもらう名農の誕生日。これもいい思い出です。
さてFLORAは式典後、ホテルに移動しての祝賀会が始まる前の30分間、
ストックホルム青少年水大賞の報告会を設けていただきました。
祝賀会には県からのお客様の他、地域の首長さんや議員さん、
さらに校長先生や懐かしい先生方などがたくさん参加されるので
緊張しないはずがありません。緊張を乗り切るのは練習。
練習や経験こそ不安を和らげてくれる特効薬です。
とはいっても今回はピンチ。先週1回しか練習していないのです。
そこで一昨日、みんな忙しい中、放課後に30分だけ時間を作り
最後のリハーサルをしました。報告会の練習はこのように少ないものの
大会の経験は豊富。各自の高いポテンシャルを発揮してくれるはず。
祝賀会の前振りでもあるFLORA ON STAGE。
一丸となってオープニングアクトの役割を果たしたいと思います。