花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

3人でも分業制

2024年11月27日 | 環境システム科
名農は明日から今年最後の考査。さすがにみんな勉強に励んでいます。
これはテスト前の課題研究。2年生です。
ご存知の通り2年生はたった3人。
みんなで1つの研究に取り組んでもいいのですが、
1人1研究はFLORAの流儀。少数ですが貫いています。
実はある研究をしている2年生が発表会に出場することになりました。
みんなで喜んでいたら、これまた歴史のある大きな科学コンテストの
全国大会に出場してほしいとの朗報がまたまた飛び込んできました。
こちらは事前に録音した映像を事務局に提出し
審査員がその映像を見て、後日オンライン審査を行うというものです。
実は基本的にどちらも同じ研究。
したがって手分けして準備にあたることにしました。
奥のディスプレイで練習しているのが主任研究員。
久しぶりにノー原稿で10分発表することにチャレンジしています。
手前は録音する準備。発表だけは男子が行います。
彼らはまもなく修学旅行。そのためこのように分業で仕事をこなしています。
ではもう1人はどこに行ったのでしょう。実は農場。
彼は染色植物を育てているのですが、初冬となり茎葉も枯れたようで
根の収穫に出かけています。
3年生は7つの研究でマシンガンのように連続攻撃できますが、
2年生はたった3人。単発しか打てません。
戦い方も変化するかもしれません。
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つわものどもが夢の跡

2024年11月27日 | 環境システム科
FLORA HUNTERSが農場で本拠地にしている馴化温室。
ここで面白いものを見つけました。それがこれ。ハイドロボールです。
粘土を高温で焼いて発泡させたボール状のレンガのようなもので
日本語では発泡煉石といいます。
通気性が良いことから、植物をお洒落に飾るグッズによく用いられます。
実はこれはFLORAのものではありません。
FLORAがこの温室を使うようになってももう15年。
生物生産科のある野菜系の研究班と共同で利用したこともあります。
彼らのLEDを使った総合防除はユニークで、
よく一緒に学会に参加していましたが、現在はその研究班はもうありません。
そのため、彼らが使っていたLEDや測定装置はFLORAに引き継がれ、
今も大切に利用されています。さてこのハイドロボールはといえば、
FLORAと同じ環境システム科の研究班のもの。
同じ馴化温室で水耕栽培の研究をしていましたが、
残念ながら、この研究班も今はありません。
百合根、生姜などの水耕栽培研究に取り組み、
農業クラブの県大会にも出場していました。
このハイドロボールは、かつて彼らが活動していた痕跡。
つわものどもが夢の跡なのです。
FLORAは今年で結成16年目。環境班としても11年目になりますが
こんなに長く続いているのはある意味、奇跡なのかもしれません。
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