花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

君を忘れない

2021年02月26日 | 研究
1月から着々準備してきたハンターズへの贈り物がすべて揃いました。
オリジナル卒業アルバム、Jr.からのメッセージカード、
2年間の画像、発表やエレベーターピッチの動画データ、
そしてスウェーデンの国旗柄のマグカップ。盛り沢山です。
本当なら絶景の北欧で味わった最高の緊張感と達成感が
一番のお土産なのですが、今回は残念。でも誰が悪いわけでもありません。
悔しいけれど、このコロナで右往左往した1年も思い出にして欲しいと思います。
早いもので今日は26日。卒業式まで秒読みに入りました。
式が終わるとすぐ入試。在校生はしばらく登校できません。
慌しくなりますがこの時期、私たちには先輩への感謝とともに
忘れてはいけないものがもうひとつあります。
それが2011年3月11日の東日本大震災。
今の高校生はまだ小学校に入るか入らないかの頃。あれから10年経ちますが
先日から地震が発生しており、いやでも当時の混乱が思い出されます。
そんなことからこの時期は、災害経験を風化させてはいけないと
いろんなところで避難訓練が行われます。
さて、この心のこもった贈り物を先輩に届けるのはもちろんJr.たち。
感謝の気持ちを込めて本日、お届けにあがります。
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ヨルダン大使館

2021年02月25日 | 研究
先日、在日ヨルダン大使館からご歓談のオファーをいただきました。
国際大会でグランプリを受賞したハンターズですが
オンライン大会だったため、正直いってメンバーは
あまり世界デビューしたという気はしなかったようです。
そんなハンターズにとってこのような会は世界を感じる貴重な機会。
オンラインですが、喜んで参加させていただきました。
Zoomの画面に現れた大使は女性。
ヨルダンについて、いろいろ教えていただきました。
またハンターズの集水システムについては、
国際放送をご覧になったばかりでなく、本校のホームページに公開している
集水システムの作り方も拝見されているようで
とにかく詳しく知っておられメンバー全員びっくりしました。
また大使はヨルダンはもちろん、雨の少ない国々にとって
この三和土技術はたくさんの人々の命を救うことになると称賛してくださいました。
最初、お祝いを述べたいということだったので
それほど時間はかからないと思っていたのですが、終わってみると約45分間。
通訳を介しての歓談でしたが、久しぶりに楽しいひとときでした。
さらに大使は、東京に来る機会はないのか。来たら絶対大使館にお招きしたい。
またぜひヨルダンにも行ってもらいたいと熱烈に歓迎。
コロナ禍、なかなか思うように来ませんが
若い技術者たちはあらためて自分たちの活動が
世界につながっているのを実感したようです。
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たどり着いた先にいたのは本物でした

2021年02月25日 | 研究
ヨルダン大使との歓談に臨んだハンターズ。
実はこの様子、地元の新聞社に公開されました。
もちろん大使館もこれには賛成。
コロナで話題の少ない県内に新鮮なニュースとなって届くはずです。
45分もの歓談は集水システムについての質問が大半。
質問の内容もそれに返すハンターズの答えも国際大会の審査と何ら変わりません。
もし大会前にこのような歓談の機会があったら、いい練習になったと思います。
このような詳細についてのやりとりはハンターズにとって久しぶり。
でも体が覚えているのか、うまくフリップや模型を使ってこなしています。
いつも取材には来ますが、オンライン会談には立ち会えない新聞記者さんたち。
今回はとても有意義だったようです。さて会談の最後に大使が、
「私の後ろに写っているヨルダンの風景が何かわかりますか」と尋ねられました。
直前勉強の甲斐あって「ペトラ古墳ですね」と答えられたハンターズ。
インディージョーンズの舞台になった場所ですと大使も説明してくださいました。
彼らはトレジャーハンターズ(探検家、冒険家)の名前の由来を尋ねられると
「世界の宝物になる技術を見つけるため」だと最近は答えます。
でも本当は先輩であるチームフローラフォトニクスの失敗研究を
片っ端に磨き直し、宝物を見つけるという意味で名付けました。
いつの間にか、ずいぶんかっこいい由来に変わってきたものです。
まあそこは突っ込みませんが、結成当時、みんなが思っていた
トレジャーハンターズのイメージはもちろんインディージョーンズ。
2年間の宝探しの旅の最後に、まさか本物にたどり着くとは思いもしませんでした。
フローラもハンターズもいつも意味深でドラマティックなストーリー展開。
まさに探検家、冒険家冥利につきます。
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出直します

2021年02月24日 | 研究
今日の名農はお休み。今週の土日が卒業式の準備や賞状授与式で
出校するため、その代休をとっているのです。
さてここはトレジャーハンターズの本拠地である馴化温室。
ご覧のとおり、まだ周囲は雪で囲まれています。
たつ鳥跡を濁さず。きた時より美しく。
10月には温室をきれいに片付け、
1月からは土肥実験室の片付けを進めていたハンターズですが
だいぶ整理できてきました。ところが財産というのは
あたり前ですが、活動のたびにどんどん増えてくるもの。
したがって今まであった置き場所に収まらなくなってきます。
特に昨年は国際大会に出場するために、水槽や三和土の材料などを
新たに手に入れたので完全に倉庫から溢れてしまいました。
断捨離してはどうかという意見もありますが、財産の多くは実験器具。
何度も使えるものです。また誰が使いたいというかもしれません。
実際、たくさんの水槽を売っぱらった翌年、
また大量の水槽が必要になり購入した経験があります。
現在、荷物は箱詰めして積み上げていますが、
近いうちに本拠地に移動しなければならないと考えています。
そこで馴化温室の収納スペースを確認しようとやってきたのです。
2ヶ月以上も入っていない温室。窓の開閉を制御するシステムが
壊れているので窓は365日開きっぱなし。温室とは名ばかりの極寒ハウスです。
気合を入れて引き戸をひっぱりましたが開きません。
扉が凍っているうえ雪が邪魔しているからです
来月また出直します。
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カーテンコールが止まらない

2021年02月24日 | 研究
1月末に最後の課題研究が終わってもう1ヶ月が過ぎました。
年末まで続いた怒涛のような受賞と取材の嵐もおさまり
今、ハンターズは静かに卒業を迎えようとしています。
そう思っていたらなんと新聞にメンバーが載っているではありませんか。
読んでみると出身町村が今年度活躍した町民を表彰したという記事でした。
ハンターズの代表は、名久井農業高校のある南部町の隣町出身。
先日、町で授賞式が行われたようですが、その際の様子を
嬉しことに彼を取り上げながら大きく伝えているのです。
そういえば南部町の表彰式も正月に行われたようで
もう一人のメンバーが受賞しています。
このような町村関係の表彰式は直接当事者に連絡がいくようで
新聞を見て初めて知ることがよくあります。
今回も直前まで知りませんでした。
さて2年間、どこにあるのかわからない宝物を探し歩いた
トレジャーハンターズの波乱万丈の旅も終わり、今は無事にホームイン。
すでに活動のステージに幕は降りていますが、
このようにまだまだ拍手は鳴り止みません。
皆さんに心から感謝するハンターズです。
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