先週、ジャガイモの収穫を行った環境システム科の1年生。
今年は猛暑なので、なかなか思うような管理ができず
収量はあまり期待していませんでした。
ところが掘ってみるとご覧のとおり、大豊作。
大きなイモがゴロゴロと顔を出しました。
新聞紙の上で乾燥しているのは、試験区2株分のジャガイモ。
まずは少し乾燥させてから、重量を測定し
LやMなどの規格分けをしながら収量調査するためです。
でも彼らが栽培したのは全部で5株。
つまり残りの3株はお持ち帰り用なのです。味も大切な特性。
家で料理してその味や特性を感じてもらいたいと思っています。
さてジャガイモといえばメークインやダンシャクが思い浮かびます。
しかしジャガイモの品種は数百もあり、コロッケに最適なもの、
フライドポテトなら右に出るものがいないぐらい美味しいものなど
実は私たちが知らない調理特性をもった美味しい品種がたくさんあります。
ではなぜもっとPRしないのでしょうか。
かつて理由を調べて納得したことがあります。
それは大金をかけてPRしたところで、メークインやダンシャクと置き換わるだけ。
ジャガイモの消費量が増えるわけではないからです。
だったら黙っていても売れるメークインやダンシャクでいいやということで
PRしていないのだそうです。育種家のモチベーションが気になります。