農業と工業を学ぶ環境システム科の学習を象徴するのはガラス温室。
コンピュータ制御の数千万円の最新温室が学習の場です。
しかしここでの学び方も他の農業高校とは違います。
近年、農業高校には水耕栽培装置が導入されつつありますが
とても高価な設備。特に収入を上げなければならない学校側は
勝手に操作して壊されては困るので
先生が触って生徒は見るというスタイルが一般的です。
ところが環境システム科は違います。
環境システム科が育てたいのは農と工の2つの分野を知り
その場の課題に応じて工夫することができる幅広い知識と技術をもった柔軟な人材。
したがって農業者といえども恐れず装置をさわれなければなりません。
そんな理由から環境システム科ではこの高額な装置を生徒に開放。
自由に触って動かして技術を身につけてもらっています。
もちろん失敗だってあります。でも技術って失敗しながら覚えるものです。
中には工業で学んだ技術を使って、独自に照明を追加する
頼もしい技術者の卵もいます。どんどん触って覚えましょう。