花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

環境研究班2022 エピソード7

2024年12月30日 | 環境システム科
昨日紹介したのは環境研究班2020でしたが、なぜか今回は2022。
実は2020年以降、隔年募集となったからです。
そのためこの6名のFLORAは2021年、2022年とも先輩も後輩もいないひとりっ子。
2年間、同じメンバーとなったので、このような年号が飛ぶ表記となりました。
これは結成まもなく、ゴールデンウィークに出校しみんなで撮影したもの。
ある大会エントリーするため、動画を作ることになったからです。
これもコロナの影響です。彼らが名乗ったのはFLORA HUNTERS。
大先輩TEAM FLORA PHOTONICSと
世界チャンプになったTreasure Huntersから名前をいただきました。
彼らの功績は環境研究班3回目の世界大会に出場したこと。
そして同時並行して沖縄ヤンバル地方、石垣島と連携して
赤土の土壌流出作業を行ったことです。
どちらも素晴らしい活動でしたが、面白い研究のタネも蒔いてくれました。
それがミスト。彼らはミスト発生装置を水槽の真横に設置し
野菜の根に放射。根にストレスを与えて高機能性野菜を作り出しました。
さらにせっかく手に入れたミスト発生装置なので、
今度は真上に向けて底に設置。これが高糖度トマトの栽培につながっていきます。
そしてこのタネが花咲き、実をつけ、
今年の2代目FLORA HUNTERSを世界大会に連れて行くことになります。
どこで実を結ぶかもしれないFLORAの研究。
リスのようにせっせとタネを蒔いてくれた偉大なレジェンドたちに感謝です。
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年取りの食事

2024年12月30日 | 学校
大晦日を一般的に年越しといいますが、この地方では「年取り」といいます。
かつては1年間、健康に過ごせ、豊作であったことを神々に感謝するため
11月下旬から神様の年取りの行事が、毎日のように行われました。
なぜなら今日は大黒様、次は薬師様など神様がたくさんいるから。
かまどの神様、井戸の神様、さらに貧乏神にもお供えしたそうです。
また神様によって作る料理が違うので、昔のお母さんは年末大変だったそうです。
そして最後の最後に年取りをするのが人間。それが12月31日の夕食です。
かつて先人は陽が沈むとその日が終わったと考えていたので
夕食どきは、すでに新年の年神様が家にやってきていると考えていました。
そのため神様が来ているので御膳にお刺身や魚などを盛り付け
ご馳走を食べながら神様に感謝しながら楽しんだといいます。
元旦はお餅こそ食べましたが、基本は年取りの御膳の残り。
お節料理というのは遅れて入ってきた文化なので
この地域では元旦ではなく、年取りの晩の方がご馳走だったのです。
名農生に毎年話を聞くと、この風習を残しているのはごく少数。
家によっては大晦日も元旦もいつもの料理という人も増えてきました。
また大晦日にご馳走を食べる人も、今は焼肉や寿司など献立が変わってきました。
どうやらおじいさんやおばあさんと暮らさなくなったので
風習が伝わらなくなっているようです。
皆さんの地方ではどのような料理を食べますか?
明日は年取りです。
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