HONDAのHPから拝借しました。
3月15日に 高知駅構内のパン屋さんでランチを食べていると
電動カートにのった初老の男性が入店してきました。
店内は狭く、混んでいましたが、店員さんが隅の椅子を移動させて
女子高校生達が席を隣に移動して、空間を作りました。
「すまんな」と声をかけながら・・・
驚いたのは、その運転技術で、
数回の切り返しで、ピッタリおさまるとは!
レジ横を通った時に、
「カートの運転がお上手ですね」と声をかけました。
私の声をかける能力を値引きしないでおこうと考えました。
男性は少し照れながら、四国八十八か所もこれで巡ったと語られたので
「お一人で、あの階段をどうしたんですか?」と訊くと
「這って登った」とのこと。
「這うと、肘や膝が痛かったでしょうね、凄いなあ」
達成感を伴った笑顔で応えてくれました。
外国の山で首の骨を折り、歩行困難となったら
電動カートを得て、行動範囲を狭めようとは考えておられません。
その後、乗ったタクシー内に
お遍路案内しますと掲示されていたので
運転手さんに この話をすると、「そりゃあ本当に凄い!」と感心なさって
近くの札所の階段は、駐車場から本殿まで300はあるよと教えてくれました。
それを聞いて、益々、勇気をもらう私でした。
諦めは、値引きですものね