笑顔浴

優しい時間

長崎

2013年04月20日 | Weblog

3月23日に、長崎県薬剤師会の

「うつ病支援体制強化研修事業研修会」でお話させていただくチャンスを得た。

私などは、研修会の備品にすぎない。

主役は参加者した薬剤師さんたちだ。

互いに影響しあう関係性が、うつ病支援体制を強化する。

薬剤師さんに元気があれば、現場でうつ病支援は充実する。

誰かが「ゲートキーパーのことを伝えて、行動を起こすヒント」を伝えれば

その地域で自殺を考えている人は、今よりも支援してもらえるに違いない

私は、その誰かひとりになりたくて、呼ばれたらどこにでも行く。

 

うつ病になる前の段階だと気付くきっかけは

注意して見ていると、わりとわかる。

しょんぼりしてる、疲れやすい、眠れていない

好きだったことや 習慣にしていたことまでしない。

根拠はうまく説明できないけど、

最近は、前とちがう、どうしたのかな?って感じる

 

うつ病の人が自殺する予兆は、わりと難しい。

ある日、突然に という話を先日も聞いた。

うつ病患者やご家族を支援するのは薬剤師だけよりも

地域の社会資源とネットワークでつながったほうがいい。

 

研修会の前に、大村市の福祉関係の施設を回って

パンフレットを集めて会場に持参した。

餅は餅屋!それぞれの団体の得意分野を

コーディネートするソーシャルワーカーさんが、

うつ病患者さんひとり一人につくといいのだけれど

薬剤師さんが頑張ってフォローくださるかもしれない。

 

わざわざ、研修会に来られる方は

より良い支援を模索しておられて関心が高く、

実際に臨床で問題に直面している方も多い。

そういう方々と交流すると、私がエネルギーをいただく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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蓄える

2013年04月19日 | Weblog

3月17日 滝口直子教授の講演を拝聴
ギャンブル問題を考える市民公開講座
*8月28~30日にRMeyers先生が来日され
徳島でWS予定。

パチンコやスロットでは
高速で高額の現金が消える(或いは一時的に増えることもある)
遊興を、止められない仕掛けがたくさんあって
限度を超えてしまうと問題となる。

本人の生活が破綻するばかりか
若者なら保護者が、成人なら配偶者や子供が巻き込まれていく。

借金や、犯罪や、自己破産や、家庭の崩壊や
気持ちがトゲトゲした状況の中で
どのような交流をすればいいか、ヒントをくださる。

頭でわかっていても、気持ちが追いつけない
過酷な試練だと想像できるので
ついつい私は無口になる。

エネルギーを蓄えてからでないと動けないと思うし
一生懸命、生きるしかないから
もしも私にできることがあるとすれば
エネルギーを蓄えるお手伝いかもしれない。

 



 


 


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子供たちの悲嘆ケア

2013年04月16日 | Weblog

3月9~10日:ドナシャーマン(ダギーセンター所長)のグリーフ(悲嘆)ケア講演会とWS
に参加できて嬉しかったです。
昨年からグリーフケアに関心が高くなり、近くで学ぶ場が
見つけられないので、書籍を取り寄せたり、
ペットロスの通信教育を受けたりしています。

ダギーセンターは、1982年にアメリカ北西部オレゴン州に作られ
家族を亡くした子供たちの心のデイケアセンターとして、
世界中で最も歴史と実績のある施設だそうです。

ダギーとは、脳腫瘍のため13歳で亡くなったダク・トゥルノ君の愛称で
 「生命とは何?死とは何?小さな子どもたちが死ななければならないのに、
なぜ死について読む本がないの?」、とエリザベス・キューブラ・ロス博士に
彼は手紙を書いた。
博士は自宅でお嬢さんの二十八色のフェルトペンでイラストを交えた美しい返事を書いた。
 「死は、蝶が繭から解き放たれるように、肉体を脱ぎ捨て、
より大きな愛の世界に帰っていくことです」
この手紙は「ダギーへの手紙(ダギー・レター)」と呼ばれている。
センターの創設者であるへベリー・チャペル夫人は、看護婦でロス博士の親友だった。

ダギーセンターのワークをしている子供たちの様子をDVDでみせていただいた。
家族をなくすと一口にいってもそれぞれ事情が違う。
親の事故死 病死 戦死 自殺 他殺 蒸発
離婚や犯罪(刑務所)で一緒に暮らせなくなったり
虐待を受けて保護され、施設で暮らすことになった子供
捨てられたり、売られたり、親の顔を知らない子供
家族には、親の他にも兄弟姉妹が含まれる

自由に語れるように、邪魔せず話を最後まで聞くことを指導いただいた。
言葉が出て来ない子供たちは、絵を描いたり、詩をつづったりして伝える。
短期間で終結する子供も、長い年数が必要な子供もいる。
焦らずそれぞれのペースで、乗り越えてゆく支援を行うらしい。

自分だけじゃないという感覚は重要
子供たちが互いに語り合い、先輩の姿を真似できることも大切

それは、大人だって一緒だと思う。
頑張っている人を見ていると、勇気が湧いてくる。
私の中にも、新しい力が生まれていると感じられる。

 

 ドナ・シャーマン
(Donna Schuurman, PhD)
ダギーセンター・エグゼクティブ・ディレクター。

グリーフワーク、グリーフケアの教育・研究者。
ノーザン・イリノイ大学において、
親の自殺が子どもに及ぼす影響に
関する研究で教育学博士号を取
得。Never the Same: Coming
to Terms with the Death of a
Parent など、死別悲嘆に関する著書多数


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SST研修会

2013年04月15日 | Weblog

3月は自由時間を余裕をもって愉しめました。

3月2~3日:SST普及協会でSST(ソーシャルスキルトレーニング)研修を

精神科に勤務している看護師さんに混じって受講しました。

リーダーの役割は、何度も繰り返し練習して経験を重ねないと

上手く気が付かないと感じました。

参加者の発表時には、発表者の横に立つというポイントに なるほど!

発表者よりもリーダーに注目している人の視線を 身体を使って誘導できます。

 講師の先生は、自然な流れの中で、参加者に気遣っておられました。

ソーシャルスキルとは、社会の中で

私の願いを実現するための大切な道具ですから

練習しないよりは、した方がいいに決まっています。

挨拶のしかた、御礼の言い方 お詫びの仕方 誘い方、断り方・・

自己流もそれなりでいいけれど、改めて他の人の方法も学ぶと

もっと上手になれるにちがいありません。

 

 


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消えたり現れたり

2013年04月15日 | Weblog

 

今、ここ を生きて無い人

たとえば、

わざわざ、遊びにきたのに、時間ばかり気にする人

せっかく、美味しいものを食べにきたのに、興奮しておしゃべりに夢中の人

仕事中に、過去のミスを思い出しては、仕事が手につかない人

治療中に、まだ起きてもいない悲惨な将来を嘆く人

こころ、ここにあらずの人を 魂の幽霊と呼びましょうか。

 

幽霊とは、 

長い後ろ髪・・・過去に起こった事を後悔したりうらんだりし続ける

手は前・・・将来の不安や心配に引かれ続ける

足がない・・・生きているのは今ここだけなのに、しっかり立つ足がないので

         ふらふら、ゆらゆら すぐにどこかに消えてしまう

         次にいつ現れるのかは、予想がつかない

 

仏教の教えに幽霊を例にするなんて面白いし、誰もにわかりやすいですね。

東本願寺の時間 www.dwc.doshisha.ac.jp/faculty_column/representation

今、ここで、目の前の人と力を合わせて

私の希望する人生になるように試行錯誤できればと思います。

 


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譲る

2013年04月14日 | Weblog

私は、席を譲る布施が今の課題です

席にしがみつく執着を手放せたら「どうぞ、こちらへ」と

もっと自然体になれるような気がします。

と、3月のVOLO2に書きました。

 

席にしがみつく執着から生まれるものは、

手放したくない自分との葛藤の苦しさだったり

守るために他人と戦う辛さだったり、

手放した後の後悔や不安だったり・・・

 

東京から新幹線に乗ったとき、なんで、あんなに混んでいたのか

指定席もとれませんでした。もう10年くらい前です。

疲弊していた私に席を譲ってくれた男性は、

とうとう京都まで座ることができませんでした。

初老の決して健康そうに見えない人だったので

名古屋の手前で「一度おかけください」とお願いしたのですが

「いやいや、大丈夫。もうすぐだから」と笑顔のまま

人に押されて奥の方へ移動されました。

駅に到着するたびに、早く席が空く事を祈りました。

 

職場の席も他人に譲りたくないもののひとつです。

役職であったり、条件のよい就職先ほど、自分が欲しいのは当り前。

仕事のあてが無い私に「貴女に適している」と勧められた職場は、

「彼女にとってもチャンスだったのよ」と、後で知り合いから聞いて、困惑しました。

彼女が困った時は絶対お返しすると今も思っています。

 

居心地のよい席は、人間関係にもあります。

人の輪の中に入れない人を迎えに行って

一つの席に半分つづ腰掛けて

場が暖まってきたら、その席をそっと譲る人がいます。

優しい人です。

 

食物を食べる席もあります。

職場でお菓子を分けたとき、

私達は「美味しい~!」とその場でぱくりと食べちゃったけど

外回りの営業さんが帰るときに、「お疲れ様!」と

先輩がご自分のお菓子を渡したのを覚えています。

大人じゃあ とあこがれました。

 

現金を手にする席もあります。

震災がおきてから、収入のあった日に500円募金する人を知っています。

時間を手にする席もあります。

自分のために使いたい時間を、他の人のために譲る人々が仲間です。

 

譲られて嬉しいのを、これまで実感してきました。

どうして、譲った人の表情が柔らかなのか不思議でした。

手放すことで葛藤が少なくなるのかもしれません。

譲ることに、より深い意味を見つけるのかもしれません。

自分と向き合い高めるために

私も真似して 譲ろうとしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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入学式

2013年04月11日 | Weblog

入学式に、出席しました。
区切りの時期に、きちんと儀式をすることで
気持ちも新しくスタートできます。


入学式のあと、
中村文昭氏の講演「出会いを活かせば道は開ける」を拝聴しました。
おかげで、職員室に掲げてある文言をより深く理解することができました。
数年前から新しい手帳の背表紙の裏に更新する文言です。

はいと返事は2秒

やらない理由は考えない

人の予想を上回る

頼まれ事は試されごと

常に感謝

 

お話を聞いてみると

はい!と返事を2秒で行うのは、いちいち損得を考えながら返事するな
最初から己の都合を主張せずに話を聞けという意味だったのですね。

でも~だから無理だ・・と、できない理由はすぐ思いついちゃうけど
逆に~だからこそできる!ことには、なかなか気付けない。
他の人が無理だと手を出さないからこそ、宝の山
確かに、ピンチがチャンスです!

頼まれことは試されごと、つまり飛躍のきっかけ。
たとえ自信がないと心細くても、
他の人は私にできることしか頼んでこないから安心して
嫌々やらずに気持ちよく、期待を上回って喜ばせろ
周囲に人が集まり、そこから、道がひらける。

儲けた金は、他人のために使え
夢を果たし、自分が普通に生活できるようになったら、
利益を、地域がよくなるために動かすことだ
何百万もする車や時計を数多く持ち、広い屋敷に住み、
毎日好きなことを楽しむ自分の欲だけに使うと、
周囲の人は去り、一瞬で全てを失う。

まず、自分が汗して動くのが はじまりだ
小さなことでもいい、たまには無理もしろ
それを感謝してくれる人間だけが動いてくれる。
想っているだけの感謝はダメだ
感謝はなにかで伝えるものだ
そうしているうちに、気が付くと
幸せな日々を感じているだろう

さて、今年度も身を引き締めて臨みましょう

 


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ミント

2013年04月11日 | Weblog

アップルミントの花言葉は美徳です。

美徳とは、どんな意味なのかいろいろな方のご意見を読みました。

一番、ご紹介したいのは、同志社女子大学の
2012/12/04「美徳以為飾」をめぐって(改訂版) 吉海 直人(日本語日本文学科 教授)
のコラムでした。

 

 

コラムの内容から少し離れるのですが・・・

NHK大河ドラマの、あの八重さんが
84歳の時に書かれた
「美徳以為飾」は、
外面より内面を磨きなさいという意味で、
出典は、新約聖書ペトロの手紙1第3章とか。

あなたがたの装いは、
編んだ髪や金の飾り、あるいは派手な衣服といった
外面的な物であってはなりません。
むしろそれは、柔和でしとやかな気立てという朽ちないもので飾られた、
内面的な人柄であるべきです。

私が今、凄いなあと思うのは、
こんなに長い文章を、一言
美徳を飾りとせよ と、コンパクトにまとめた新島氏

だらだらと長い話をしなくても
ズバリ、短く本質を伝えることができたら
どれほど、いいだろうと羨ましく思うのです。

家庭でも、ビジネスの場でも
言葉を重ねすぎると肝心なことが伝わりにくい気がして
最近は、短く言う練習を始めました。

 



 

 

  


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