(1) あなたは、放射能に関する国や東京電力、原発学者…等の情報を信用できますか?
本当に大事な情報は、「パニックを避けるため」などの口実で隠されることが多かったのではないでしょうか。
3.11直後、放射能が心配だからこそしがみついたテレビで、何度、「直ちに健康に影響はありません」と聞かされたことか!
私たちが知りたいのは「直ちに」か「後に」かではなく、放射能が健康に影響があるかどうかだということを百も承知で、こんなデマ情報を発表し続けた政府関係者(特に当時の枝野官房長官)、原子力学者、東電、・・・恐るべき人間性です。
さらに、国が早くからスピーディーなどで放射能の拡散情報を掴みながらも公表せず、いたずらに被害を拡大したこと。
その放射能拡散の量は凄まじいものだったし、あまりの危険に、肝心の東京電力が事故の対応を放棄して原発から避難しようとするほどだったこと。
とくに子どもたちの甲状腺がん予防のために「安定ヨウ素剤」を緊急配布すべきだったのに、備蓄がある地域でも配布されなかったこと。
驚いたことに、「直ちに健康に影響はない」と詐欺的情報を流し続けた枝野官房長官、「心配ない、大したことない」とごまかし続けた原発村の学者たち、そしてその垂れ流しに終始したマスコミ、誰も責任をとっていません。枝野氏にいたっては「私は間違った発表はしていない」と居直っています。
これでも、あなたは、福島原発の一大惨事に関する一連の政府や東電の情報を信じられますか?
テレビや新聞の情報を信じられますか?
(2) なぜ子どもたちにヨウ素剤を飲ませなかったのか、悔まれてならない!
山形市への「降下物中の放射能濃度の推移」(山形県のホームページ)によれば、昨年3月20日9時~21日9時までの24時間だけで「放射性ヨウ素131」が1㎡あたり58,000ベクレル降下したとのこと。
この以前の福島原発爆発直後の数値を加えれば、降下放射能の値はさらに膨大な値になるでしょう。
文科省が、遅まきながら(!)昨年7月29日に発表した「環境放射能水準調査結果(月間降下物)」の「平成23年3月分」によれば、放射能の値が高いのは、桁外れの福島をはじめとして、茨城県、山形県、栃木県、東京都、埼玉県、千葉県、群馬県、神奈川県・・・などとなっています。(?宮城県は「震災災害によって計測不能」)
ほぼ、関東と南東北全体が汚染されたのです。
悔まれるのは、国の情報隠しがあったとしても、自分の愚かさゆえに身の回りの子どもたちにすらヨウ素剤を飲ませなかったこと。ヨウ素剤は市販されていないので入手できなかったかもしれませんが、入手しようとすら思いませんでした。(? 昨年3月16日に、山形大学医学部では説明会を開きヨウ素剤を配ったとの報道ありー2012/4/15朝日新聞。)
情報を知らないための愚かな行為でした。
自分たちのこともそうですが、身近な子どもたちを守るためにも、正しい情報を、迅速に知りたい、そう思いませんか。
(3) 広島型原爆800発分かそれ以上が放出された!
チェルノブイリ原発の事故では、広島型原爆にして約800発分が環境に放出されたと言われています。例えば、小出裕章氏著『原発のウソ』(扶桑社)38頁を参照して下さい。
では、今回の事故では?
今まで、多くの科学者などにより「チェルノブイリ事故の1割相当(約80発分)が大気中に放出された」と言われていました。細野原発相も、これを認めていました。
ところが、2012年2月19日の朝日新聞に「気象研の試算」として、「チェルノブイリ原発事故での放出量の約2割相当」と報道されたのです。
2割とは、約160発分です!
ところが、この恐怖が大々的に取り上げられることなく、逆に、昨年12月16日、野田首相によって「福島原発事故の収束」が宣言されているのです。
野田さん、枝野さん、そして東電のお偉方、あなた方の家族を、福島に住まわせたらどうですか? 「事故は収束した」のですから。
(4) 原発事故の恐怖は去っていません、情報の交換を、
大きな余震でもくれば、福島原発の使用済み核燃料プールが、倒壊するか、破断する危険があります。
今回以上の放射能が大気中に放出される恐れがあります。その時、私たちはどうすればいいのでしょうか?
私が知りたい情報は、まず第一に、福島原発の直近の状況です。
東電と政府は、日々、迅速に情報を公開すべきです。これが肝心です。
第二に、爆発から現在までに、放射能がどれだけ降り積もったのか、その都道府県毎の情報です。正確で、詳細な情報を、直ちに文科省が公表すべきです。
これが分からなければ、私たちが放射能被害から子どもたちや家族をまもるための手だてを見出すことができません。
第三に、私たちが、自分たちの現在地の放射能飛散情報を、出し合い、交流するようにしたいのです。出かけた先での放射能の検出状況なども、お互いに教えあいたいものです。
(5) 自分たちのできることを・・・正確な放射能の情報を知らせあい、より安全に、子どもたちや家族を守っていきたい。
今、私にできることとして、自分の持っている「放射線測定器」(2012年2月2日のこのブログ参照を)で常時監視し、一定の値(現在は、1時間あたり2.5マイクロシーベルトを超えたら警報が鳴るように設定しています)を超えたら、パソコンのメールで「放射能危険情報」を発信するつもりです。
本当は携帯メールが良いのでしょうが、今のところ、そこまでの準備ができていません。近いうちに携帯の一斉送信をできるようにと思っています。
政府や東電の、そしてそれに拘束されているテレビや新聞の情報を待っているわけにはいきません。
小さな力でも、多くの人たちが協力しあっていけば大きな力になるのではないでしょうか。
[ 追記 ] 私のメールアドレスは、tok222@io.ocn.ne.jp です。ご連絡はここにお願いします。
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