今もって「洪水被害から住民を守る」とダム建設に躍起となった県・町がある。残念なことに、それがわが山形県と当該市町村だ。
この数年、「今までに経験したことのない豪雨と洪水だった…」という嘆きを何度聞かされたことだろう。
ダムの緊急放流で死者まで出しているというのに!
愛媛県の被災者たちは「こんなダム、撤去してくれ!」とまで叫んでいるではないか?
また、最上小国川ダム完成までに、あまりにもむごく冷酷な仕打ちもあったことを忘れるわけにはいかない。
ダム建設反対の先頭に立ってきた小国川漁協の沼沢勝善前組合長はなぜ自殺したのか?
「ダム建設に賛成しなければ漁協の漁業権更新を認めない」とする山形県の人としてあるまじき“暴力でない暴力“によってあの組合長は追い詰められたんだ!!
山形県と吉村県知事側がこのような非道に走ったのは、言うまでもなくダム建設に「理」が無かったからにほかならない。
「有効貯水量210万立方メートルで」「50年に1度の大水害」に耐えられる(山形新聞)というのは、地球が暴れだす前の温暖な時代の話なんです。
何十年も前に月山につくられた総貯水容量1億900万トンの寒河江ダム、このダムですら緊急放流寸前の危機に直面している今日この頃です。
私はこのダムを頭の上に置いて毎日暮らしているから心配していろいろ調べているんです。
だから最上小国川ダムのことが他人事と思えないんです。
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