菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

マサル、ソラとウミ 次の旅へ

2020年06月09日 | キタキツネ・鳥・動物
肌寒い日が続いている美瑛ですが、今日は久しぶりに25度まで上がる予報が出ています。

ここ2〜3日、マサルもソラもウミも全く姿を見せません。
おそらくここを離れたものと思われます。
慎重派のウミがきっと旅への決断をしたのでしょう。
ビデオカメラで撮影していたときに、かなり遠くまで行っていたので、もしかしたらもう帰っては来ないのかも、と思ったのが現実となってしまいました。
チビ達が遊んでいた前庭には、もうその姿はありません。

撮影から約2ヶ月。
ここで子育てを見るのは初めてではないのですが、これほどまでの深い親子の愛情や絆を感じたのは、ちょっとまじめに撮影したせいかも知れません。
ありがとう、マサル、ソラ、ウミ。
もう次のステップの旅に出たようだけど、これからもっともっと厳しい試練が待っているよ。
大きく、そして強くなってまた戻っておいで。
マサル小屋はいつでもおまえ達を待っているよ。

※キタキツネの子ギツネの1年間の生存率は約3割程度。
この冬を越せるのかが最大の試練です。
考えたくはないのですが、ソラ、ウミとも命をつなぐことはできないかも知れません。
自然には厳しい掟があるようです。

<立派に成長したソラとウミ>


<立派に成長したソラとウミ>








<4Kビデオから切り出し>マサル、ありがとう、元気でなー