今日は、大阪へ出張だった。
普段あまり電車に乗ることはなく、もっぱら車
が多い。
それは、住所地および職場が田舎のため、交通手段はどうしても車になる。
そして、たまに電車に乗ると、微妙な緊張感に襲われる。
まず、遅れまいと余裕を持ちすぎで駅に行く。
田舎の駅のため、座れるのだが、京都へ向うにつれて混んでくるため、
景色を眺めていたいが、周りがみんな寝ているので、寝たふりをする。
そして、京都で乗り換え。
これがまた、どえらい人の波である。
階段を昇るのも、右側なのか左側なのか?
それから、連絡通路は、どちら側を歩けばよいのか?などなど
オタオタとしながら、くぐりぬけていく。
やっとで乗り換えのホームに到着する。
ここでは、いつも一番前の車両に乗り込む。
もちろん座るつもりは無く、運転風景と前の景色を見るためである。
これが好きなのである。
私は元来、べつに電車小僧でもなく、テツでもない。
ただ、することがないので、ここ最近は必ずそうしている。
今日の運転手さんの腕前はどうか。
若造だし、ベテランだし、女性だし、などと一人眺めながら考えている。
それから、前の景色とスピード計と見比べながら、ちょっとドギドキしている。
今日の最高速度は130キロ。カーブが近づくと、緊張してしまう。
とにかく、JRの新快速は早い。
途中、高槻付近で阪急電車と接戦になったが、JRの勝利であった。
こんなことをあれこれ思っているうちに、大阪駅に到着し、
またまた、人に呑まれながら、今度は地下鉄に向かうのだった。
目的地に着いたころには疲れ果てて、
仕事に対するテンションが下がってしまっている私がいるのだった。