DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

2011年 東北大震災に思う

2013-03-11 11:45:43 | ButsuButsu
2011年3月11日

私は大津にある研究所にいた。

突然、建物が大きく揺れたとき、思わず琵琶湖で地震が起こったのかと思った。

そのような兆候をそれ以前にとらえていたからだ。

琵琶湖の湖底から泥水が噴出していた。

2000年に自律型潜水ロボット淡探を運用するようになってから、このような現象は初めて見た。

確かに何かが大きく変わりそうだった。



2010年12月17日、淡探のデジタルビデオは確かに湖底から噴出する水煙をとらえていた。



こうした場合、研究者はどうしたらよいのだろう。

いろいろな人に相談した。

反応もいろいろだった。

疑いの目で対応する人いた。

誰が悪いとかという問題ではなく、このような自然の変化に素直に心を開くことができなくなった人間の感性の問題なのかもしれない。

2011年2月、東京の霞が関に私はいた。

何かがおかしいと文部科学省の官僚に必死に伝えたのだけれども、慇懃無礼な態度でしかなかった。

この世の中はどこかが狂っている。

誰かが「天罰だ」と言っていた。

自然の巨大なエネルギーの前には、私たちはあまりにも無力だ。

今、北極域では急激に環境が変わっている。

2011年5月25日、南三陸町から帰ってきてから琵琶湖に調査に出かけた。

大量のガスが湖底から出てきていた。



こんなことは初めてだった。

そして、今も琵琶湖の底は濁っている。

大量の濁りとガスの発生が何を物語っているのか、誰も断定することはできない。

しかし、湖底の濁りと琵琶湖の縮小が何らかの関係を持っているようだ。



もう少しまともな研究できる環境を整えたいと思っている。

そうでないと東北で犠牲になった方々に申し訳ないと思う。
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ひきがえるタッドの冒険 : ジャンプ大会-8

2013-03-11 10:45:07 | 物語
グリーン・ダイアモンドの主人は、優勝した彼を抱き上げて、今や多くの参加者から賞賛のことばをもらっていた。

そして得々とこのコンテストに勝つためにどんなに懸命にグリーン・ダイアモンドを鍛えたかを語っていた。



一方タッドは、身にまとったアオコが乾いてはがれ落ちそうになってきていたので、そろそろ洗い流した方が良い状態になっていた。

私は、審判員にタッドが本当はひきがえるで変装していたことがばれるのではないかとひやひやしていた。

私たちは表彰式に出席するのをやめた。

タッドはすばやく移動箱の中に跳びこんだ。

そして懐かしのデービスにある庭へ向かって出発した。

家に帰って移動箱から跳びでてきたタッドの顔には、微笑みが浮かんでいたのを私ははっきりと見た。

その夜タッドが夜の食事のための虫取りに出かける前に、庭で一番大きなひきがえるであるビッグ・バーサは彼を最初にヒキガエルプールに連れて行った。



そして彼が準優勝をとったこととグリーン・ダイアモンドの命を救ったことをほめたたえた。



ひきがえるタッドの冒険 : バイカル湖の巻をお楽しみに。

シベリアにある世界最大の湖であるバイカル湖へ行って、現在世界中の両生類にとって深刻な問題である地球温暖化について考えます。


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3月10日(日)のつぶやき

2013-03-11 04:33:09 | 物語
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