
淡いオレンジ系の色が栗の皮そのものから出た色。
ミョウバンを媒染にすると、元の色がそのまま生かされます。
さらに木酢酸鉄の液に浸すと、明るいグレーに変身しました。
自然の染料はもともと鮮やかな色が出にくい上に、わずかな栗皮を煮出しただけの染色液だったので、1日に1回煮立てて5日間くらい液に浸したままにしておき、それで精一杯のこの発色。。。
ウールやシルク、あるいは麻に比べると、木綿は非常に染まりにくいのでなおさらです。
以前、栗の枝と葉っぱで染めたときも同じような色に仕上がりましたが、やはり微妙に違います。
草木染めは、染料の元になる植物の採集時季や部位によって違いがあり、同じ色を出すのは難しいのだそうです。
こんなふうに少しだけの染色をするのがboccoにはちょうどよいペース。
次回はタイミングを逃して古くなってしまった黒豆で染めてみようかな~~~

・・・っていうより、たまには煮豆のように手間ヒマかけたものを作りなさいってことなのかも?
煮こぼした液で染色をして、お豆の本体はおいしくいただけばいいんだものね!
アイデア倒れにならないよう善処したいと思います。。。

ちなみに白黒のストライプは最近入手したラオスの草木染め。
やはりプロフェッショナルの仕事は違いますね…


